今回は先月まで入院していた病棟について振り返ってみたいと思います。
入院三日間は完全隔離の閉鎖個室に居ました。
今思うと、拘置所みたいな所だったかなぁと思います(拘置所には行った事もございません汗) 窓には格子、ドアは内側にはノブがなく、トイレも丸見え、叫べはナースステーションが反応してくれるといった環境でした。
俺はそこに約三日間居ました。
特に何もやる事も無く、時間が過ぎていきました。元々何もやる気が無かったのでよかったのですが。
食欲も無かった為、服薬→うたた寝→服薬→うたた寝の繰り返し。
まさに『無』の空間でした。
禅僧の修行のような状態でした。
あの時はやたら、五感(特に聴覚)が研ぎ澄まされていきました。物音に対して凄く敏感になりました。
それから次に大部屋へと移動となりました。
大部屋と言っても四ベットで一部屋。
俺の場合はたまたま、俺合わせて二人しか居ませんでした。
もちろん病棟全体は閉鎖されてるので外出は出来ず、外部からの差し入れのラジオや本を少しずつ読んだり聞いたりして過ごしました。
俺のいた病棟フロアは約50名位、年齢も性別も様々、躁鬱の人も居れば抑鬱の人も居ました。見た目からアウトな人から見た目は全く普通の人もおり、千間万別な空間でした。
ただいわゆる老人の方は痴呆も入っており、ここではないのでは?と思う方も多々居ました。
毎回相手の名前をフルネームで呼びながら挨拶してくる若い女性。
毎回自己紹介してくる老人男性。
全く人に対して拒絶反応を示してる中年男性。
やたら人の世話をしたがる中年女性。
まあ色々居ました。
大体、俺が居た3か月で半分位が退院などで入れ替わっていました。
俺も彼彼女らと同じ穴のムジナなので、何とも言えない所ですが。
まあ、3か月の間のには色々ありました
夜中に天井のガラリにタオルをくくりつけて自殺を図ってみたり、差し入れの漫画(闇金ウシジマくん)を見て、精神的に乱れてしまい、個室部屋に再隔離されたり、などなどありました。
入院の後半は落ち着いてきた事もあり、やたら読書に励みました。あと、行政書士の勉強してみたりと日々過ごして居ました。
本は50冊位読んだかな。
自己啓発系、起業系、認知療法系、などなど、特にホリエモンと田中森一っていう弁護士の自伝は印象に残ったかなぁ。
そこからの気づきは『諸行無常』って事でした。 簡単に解釈すると世の中はいつも変化してて、昨日通じた価値観は今日通じないかもみたいな事だと勝手に思いました。
俺もここに来る前、このままこの会社で定年まで勤めるんだろうなぁと漠然に思ってました。だけどあることから年収900万で妻子もいて幸せな会社員生活から(詳細は後日)一転、坂道を転がる様に転落して、会社を退職し無職となりこんな隔離病棟にお世話になってる。半年前には全くもって考えてなかった流れ。
本当に人生とは諸行無常の一言。
最近ようやく退院したが、これから先どうすればいいのか全くもって分からない。
まずは今の病気を治す事から始めないといけないが、退院してから日に日に苦しくなる日々。毎日生きてるのが辛い。
サインバルタ、ロラゼパムなど毎日服薬してるが、全然効果を感じない。
理由は簡単。鬱というより、今後の生活を悲観しているから改善しないのだと自分なりに理解している。。。
こればかりは薬ではどうしようもない。
今後どうすべきか、日々自問自答。
良くない事が、頭をよぎる。。。
今日はこれまで。