103.フィルターを通して見ている?
「若い時のものだけど、
すごくきれいに撮ってもらった
写真があるの。奇跡の一枚。」
明るく笑いながら、
そうおしゃって、
スマホに保存されていた写真を
みせてくれました。
素敵な写真!
「誰が撮ってくれたと思う?
娘よ。
娘には私がきれいなお母さんとして
写っているのね。」
「写真には、
その人に見えているものが写るの。」
以前に
アシュタールジュエリーのデザイナー
洋子さんと
お話しさせていただいた時のことです。
洋子さんは、
そのお写真を大切に保存されていました。
写真に写っているのは、
人物や景色、
食べ物だったりするかもしれませんが、
撮影した瞬間の
その場のエネルギーみたいなものも、
一緒に写っているのかもしれない。
それ以上に、
撮影している人が捉えているもの
捉えている認識の影響が
大きく反映しているのかもしれません。
私には洋子さんは、
上品さとかわいらしさを併せもった方、
包み込んでくれるような優しさをもった方。
私が写真を撮らせて頂いたら、
そういう一枚になる?
それとも、
写り方とか考えて思考優位の一枚になる?
人はそれぞれ、
フィルターを通して、
目のまえのことを
見ているのかもしれません。
もし、
そのフィルターが、
もう手放してもいい
価値観でつくられているものだったり、
信念体系でできているものだったら、
外した時、
目のまえの現実が
いつもと違うように感じられる
のかもしれない
そんなふうに感じます。
