2018年7月、Springは日英大和基金より助成をいただき、英国視察へ行くことになりました!

「不同意性交」を犯罪とするイギリスで性暴力刑法・被害者支援について学び、その内容を日本社会に還元するスタディツアーです。

 

また、本視察は、Springスタッフだけでなく、普段からこの問題に取り組んでいらっしゃる弁護士や、メディア関係者の皆さんと一緒に行ってきます。

(*本視察の趣旨は、別記事にて掲載予定)

 

今回の視察ではイギリスの裁判所や様々な被害者支援施設などを訪問予定です。

そして、この視察を最大限活かすため、訪問前に可能な限り事前学習を日本でしていきたいと、Springは考えています。

 

 

 

そこで、先日は駐日英国大使館の皆様のご協力のもと、訪英前の事前学習会を実施しました。

(写真:学習会を実施した駐日英国大使館の外観。歴史を感じさせる荘厳な佇まい!

すでにロンドンにいるかのような気分でした♪)

 

視察へ行くにあたり、まず、私たちは英国人の文化や思想など知ることから始めることにしました。

性暴力に対する英国人の一般的な考え方や、在日英国人が日本で性被害にあった際の課題などを伺い、普段私たちが抱えている課題の共有を基に、ディスカッションをさせていただきました。

 

 

「イギリスの法体系の背景にはどのような思想が有り文化があるのか。」

法制定がされた背景には、その国の文化や考え方が影響しています。

それが異なるのに「英国の法律はこうだから~」と言うことは、難しいように私たちは考えています。

 

そして、

「なぜそのような法制定が必要だったのか」

「どのような理念の基その施設がつくられたのか」など

国民意識や思想を知ることは、それらきちんと理解する手がかりとなるのです。

 

(写真:ディスカッションをして頂いた、駐日英国大使館の皆様と♪

人権意識がとても高く非常に有意義な時間となりました。

ありがとうございました!)

 

私たちが取り組んでいる性暴力の分野は、まだまだ日本国内では敬遠されるところも多いです。

しかし、昨年夏の(日本)刑法性犯罪大改正をはじめ、#metoo #wetooムーブメントなど、世論の関心が高まっていると感じています。

今回、多岐にわたる性暴力被害の実態を把握し対処するため、国際的な連携の必要性もお話しいただき、ますます英国視察が楽しみになりました。

 

 

「この問題は人権問題なのだ」

と考えていらっしゃる方々と共に、性被害当事者が生きやすい社会の実現を目指して、今後も誇りを持って活動に取り組んでまいります。

 

今後の【英国視察報告】を、ぜひお楽しみに♪

 

 

▼お問い合わせ先:一般社団法人Spring事務局

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