私たちは日頃から様々なことを学び、
活動に活かせるようにしています。
その時々で、専門家の力をかり
より深い法律への理解や
視点の転換などができるよう努めています。
(↑勉強会の様子)
この日主題になったことは、
「国際的な視点から、日本の現状を考えてみる」
です。
先日、ジェンダー・開発政策専門家の大崎麻子さんをお迎えし、
勉強会を実施しました。
「先進国と言われている日本の実態は、
実際のところどうなの?」
と考えてみると、非常に重要な点が見えてきました。
それを考える際に基準となるのが、
国連が掲げる「持続可能な開発目標ーSDGs」です。
これらは、「誰一人取り残さない」という理念のもと、2016年から2030年までに、
国連加盟国193カ国すべての国で達成しようという国際目標です。
17のゴールの一つが「ジェンダー平等と女性・女の子のエンパワーメント」で、性差別的な法律の改正や性暴力の撤廃も含まれています。
日本は「対象国」であり、途上国が達成できるよう支援する「ドナー国」でもあります。
国連が掲げる「持続可能な開発目標ーSDGs 2030 アジェンダ 」
国際連合広報センターwebサイト
今改正において大きな成果の1つに、
附則(※1)がついた事が挙げられます。
これにより、状況を踏まえた3年後の見直し規定が盛り込まれました。
しかし、法律が改正された後、
それが国民や全国関係機関へ周知され、
意識や組織に浸透し、
現場(警察官や検察官等)に反映され
私たち国民が「変わった」と実感できるまで、
どうしても、時間がかかります。
けれど、それらを待つ事以外に
「私たちにできることは、他にもあるはず」
と、Springは考えています。
国際的な視点から
「日本の性暴力・性犯罪や刑法の実態」
を知ることも、その一つです。
まだまだ課題はたくさんあります。
だからこそ、1つずつそれに対して
真摯に取り組む必要があります。
これからも、専門家や支援者の皆さま等、
多くの方々からご意見を頂きながら、
議論を重ね、行動にうつしていきます!