平成29年・2017年7月7日付けで、
一般社団法人Spring を設立致しました。
【「Spring」とは】
Springは、社会に生きる希望をもてるルールを作るための活動をしています。
性被害を受けた人がフリーズ(凍りつき)から動き始め、人生の冬を過ごしているすべての人の心に春がくるよう願いを込めて2017年7月7日に立ち上げました。
当団体は、性暴力被害者団体として日本で初めて法人化しました。
1、性被害を受けた人が被害者と認められる
2、性被害を受けた人、周囲の人が適切な支援を受けられる
3、性暴力の真実を伝え、共に生きられる社会をつくる
上記が実現されるよう性犯罪の実態に即した刑法性犯罪改正を求めていきます
【私たちのミッション(使命)】
1、調査研究:性暴力・性被害に関する調査研究
2、ソーシャルアクション:性暴力・性被害に関するソーシャルアクション
3、政策提言:性暴力・性被害に関する政策提言
【活動を必要とする理由】
多くの先進国が明示的な同意がなければレイプと定めていますが、日本ではいまだにそうではありません。
2017年6月に110年ぶりに刑法性犯罪が大きく改正されました。
しかし、暴行脅迫要件のハードルは高く、だまされたり、優位な地位を利用されて性被害を受けた人は個別のケースとして扱われます。
また親以外の親族は、新設された監護者性交等罪の規定の中には入りません。子どもの時に性被害を受けても時効を過ぎてしまえば罪に問えない問題、男性器以外のモノや手指が挿入されても強制性交等罪(旧強姦罪にならない問題)、パートナーからの性加害が性犯罪と認められにくい問題、13歳以上は暴行脅迫要件を必要とする問題(親などが加害者の場合は除く)など多くの課題がまだ残っています。
性暴力とは何が侵害され、個人や社会にどのような影響を及ぼすのかを伝え、性暴力の実態に即した法律がつくられるよう私たちは活動します。
皆さま、どうぞよろしくお願い致します!
▼お問い合わせ先:一般社団法人Spring事務局