四季折々の菜摘歌(なつみうた) -61ページ目
秋祭りを色々なところで見かけました。
人の集まるところは
ワクワクするし、
パワーがあって好きです
ず~っとワクワクしていたいのですが、
お仕事もしないとね
そんな気持ちを集中させたいとき
私はお庭をしばらく眺めます
彼岸花やススキ
そして、金魚がいる池には赤とんぼ!
気づかぬうちにすっかり秋に模様替え。
そうなると、
気持ちはかえって、騒ぎます
それはザクロ
小さいけれどたくさん実っていました。
中国の北宋の宰相の王安石は
詩人としても名を残していますが
彼のものとされる詩の中に
柘榴(ザクロ)を詠んだものがあります。
万緑叢中一点紅
動人春色不須多
万緑叢中に紅一点あり
人を動かす春色は須らく多かるべからず
男性の中に女性が一人という意味の「紅一点」
その語源とも言われている詩です。
でも本当は
実ではなくお花を詠んだようですが…
初秋の少し寂しい色遣いに
花を添える「紅」と思いませんか?
実が割れると
ルビーのような果実が見えてきます。
それが食べ頃のしるし。
ザクロジュースにしようかな。。。
種が大きくて、
その周りは渋いのですが、
ポロポロっとお口に入れて
そっと種をかまないようにいただくのも
美味しいものです
おかげさまで先日木曜日のレッスンで、
NHK講座を丸一年続けたことになりました
(来期もまた同じ第2木曜日で始まります。)
受講生の皆様
NHK町田のスタッフの皆様、
本当にありがとうございました
心より感謝申し上げます。
ラストのテーマはジャガイモでした。
ギリギリまでベストを尽くすのが私の信条
そろえた8種類とお料理の材料で
荷物は10キロ超!
過去最高の重量でしたが、
トランクに入れて運び…
講座も無事終えて、ほっといたしました
講師は一番前で人と接するため
華々しく目立つ存在かもしれませんが
野菜を提供してくださったり
私のアンテナにいつも
最新の情報を発信してくれたり
がんばってと言ってくれたり
そんな支えてくださる人が
周りにいてくださるから
存在できるのです。
昨日はそんな支えてくださった方に
直接お会いしてお礼のご挨拶をしたり
遠い方にはメールでご報告をして過ごしました。
いつも部屋に飾る花を買うのですが
今回はちょっと奮発してバラ
淡いピンクで
咲きかたは控えめですが
とてもよい香りがします
この日は偶然
尊敬している方のお祝いも重なり、
できればその方に
このバラを贈りたく思っておりました。
道の辺の 茨の末に 延ほ豆の
からまる君を はかれかいかむ (丈夫鳥 万葉集)
丈夫鳥は
防人として遠くに赴任するときに
バラ(正確には野バラ)と
バラに寄り添う豆の花を
この歌に詠み込みましたが、
この方も丈夫鳥と同じように
お渡しできないほど遠くで
活躍なさっていているので
今回は写真だけメール。
…ちょっと残念
でもちゃっかり自分への
ご褒美をかねちゃったー

花を見ていると
優しい気持ちになります
そこにいるだけで、
人の気持ちを穏やかにできるなんて…
植物は
なんて素敵な力を持っているのでしょう
野菜ソムリエさんには
レシピ開発や
イベントスタッフなど
色々なタイプの方がいらっしゃいます。
最近の私は
取材に行ったり
取材されたり
が多いでしょうか。
先日は旅行雑誌の取材に。
私は人にあって
話を聞くことが好きです
ですから
このような取材のお仕事が
とても楽しみ
いろいろなものの裏には
かならず「人」がいます。
ですから
野菜や果物、
美味しいものを紹介するだけでなく
それに関わる人に
触れていきたい
と思っています。
野菜ソムリエになって
深く野菜と関わるようになり
同じ品種でも
作る人によって味が違うことを知りました。
野菜は収穫後も生きていますから
作る人、運ぶ人、売る人、調理する人、食べる人
それぞれの扱い方によっても
味は変わってくるはずです。
そんなことを共有できる人とは
元気をもらったり
元気にしたり
そんなやりとりができるみたい
あなたとは
心と心で会話することが出来る
そんなふうに言ってくれる人との出会いは
とても貴重で、一生ものの宝物です。
そんな人たちと
よい関係を築けた日には
野菜や果物が
一層美味しく感じられます

