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      正式名■高谷山(こうこくさん) 金昌寺(きんしょうじ)
      所在地■秩父市山田1803
      宗 派■曹洞宗
      霊 場■秩父三十四ヶ所観音霊場 第4番
      本 尊■十一面観世音菩薩
      参拝日■2014.4.20
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さらに野の道を歩き続けます。
自動車道にも出ます。
野の道の方が、足元のコンディションは悪いですが、自動車道の方が疲れるものですね。

途中の川にかかる橋の欄干も、秩父巡礼者が描かれたものでした。
本当にこの辺りは、地域全体がいまでも秩父札所を中心に回っているんだろうなと思います。



歩き疲れてきたころにたどり着いた4番寺。
赤い仁王門が目を引きます。
迫力ある仁王様~。そしてカラフル!



立派な門にかかる巨大な奉納わらじに圧倒されます。
ほかにも小さなわらじが無数に奉納されていました。
みんな、旅の無事を祈ってのことでしょう。





石段を登って行くと、無数の石仏があり、野の中の寺という雰囲気。
全部で千三百体以上の石仏があるそうです。



一番高いところにある本堂の回廊には、優美なしぐさの観音像がありました。
子供をあやしており、聖母子像をほうふつとさせる、すばらしい彫刻。
子育て観音像と言われているそうです。
これを拝見するだけでも、秩父巡礼をする甲斐がありそう。
ダ・ヴィンチの「ピエタ」をほうふつとさせる、母性を感じます。



しぐさが曲線的で、多少なまめかしさも感じられるこの観音様は、浮世絵師が下書きを手掛けたんだとか。
だから女っぽいしぐさなんですね。納得です。



このお堂をのぞいてみると、まず邪鬼と、その上に立つ脚が見えました。
見上げると、それは背の高い観音像でした。



2階まで吹き抜けの堂になっているほど、背高のっぽの観音様。
仁王様並の大迫力でした。

ここで御朱印を書いてくださった方に、御朱印帳のことを褒めていただきました。

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                         ■ 秩父札所巡礼1(2014.4.20)

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