先日、和歌山市でありました
辻井伸行さんのピアノコンサートに行ってきました。

ピアノファンでなくてもご存知のかたも多いかと思いますが、
クラシックはもちろん、
最近では「神様のカルテ」や今上映中の「マエストロ」の曲も
彼の作曲だそうです。

コンサートは、
ショパン、リスト、ベートーヴェンというプログラム。

アンコールを3曲弾いてくださったあと、
ピアノの蓋を閉めて「もう終わりですよ~」という感じで
おじぎをされた姿がチャーミングでした。笑


今回私は初めて生で彼のピアノを聴いたのですが、
その音のきらめき、光に感動でした。

純粋無垢な輝きがそのまま音になっていて、
魂の持っている色が明るいのだなと思いました。

音楽では、
人の持つ魂の色、トーン、輝きを音からダイレクトに感じ
話したことがなくてもどんな人なのかなんとなくわかります。


ポップスなどでは、片思いの歌は一曲ずっと恋を歌い、
クリスマスの歌はずっとクリスマスについて歌いますが、

クラシックは長い曲も多いので、
一曲ずっと明るく癒されるような曲というよりは、
大半は、悲しみや葛藤、孤独、情熱、慟哭など
様々な感情が一曲の中に出てきます。

そこが深みとなりおもしろいのですが、
人それぞれ得意な表現があります。

キラキラ輝くような表現が得意な人もいれば、
何があったの?というくらいドーンと重く苦悩する表現がハマる人もいます。

これが不思議なのですが、
確かに人生経験が浅いと表現が薄く、
どうしても奥行きのない演奏になるのですが、

かと言って、過酷な人生を歩んできた人が、
みんなドーンと重い表現が得意かと言うとそうでもなく、
より深みのある輝きに変わる人もいます。

魂本来が元々持っている色や輝きに、
人生経験から来る色々なものが滲み出て、
その人にしかない音、音楽になります。


辻井さんのピアノは、驚くほど魂の色が明るく輝いていました。

辻井さんのピアノを表現に幅がないと言うかたもいるようですが、

悲しみや孤独を、くすまない光で表現することは
とても難しいです。

ただ暗いだけではない、透明感のある凛とした悲しみや孤独を
説得力を持って聴かせるのは、
魂の美しさと経験がなくては無理だと思います。

経験を音楽や様々な芸術的表現方法で伝えるには、
ただ経験しただけではなく、
それを乗り越え消化しやっと人に届くものになります。
(昇華するわけです。)

辛く苦しい経験に、魂の輝きを奪われてしまう人もいますが、
辻井さんはそれを 輝きに変えていける人なのだなと思いました。

それを多くの人が感じとり、
彼のピアノを聴きたいと思うのでしょう。


人間は、みんな持って生まれた魂があり、
それをより輝かせるために生きているのだと思います。

時に人を妬んだりしてくすみ、
でも人を許し受け入れ純度を上げていきます。

そんな様々な感情は様々な色となり私たちに蓄積されていきますが,

本当に磨かれ純度が上がると光そのものになり、
原色のような色ではなく、虹のように光の色になるでしょう。

私たちみんなの本来の光そのものに還っていくのです。

色彩豊かなこの世界で、
色の世界を楽しみながら、

より魂が虹の光のように輝くよう
日々自分を磨きながら生きていきたいと思わせていただいた
素敵な時間でしたキラキラ



やはり生の演奏はいいですね。

純度の高い光の音をたっぷり浴び
心洗われましたキラキラ

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Yuko Kitayama

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