今日は連休あけで、
たまにはちょっと宣伝。笑
過去のブログからおすすめ
ちょっと新鮮な気分での仕事でした。
いつもより1日休みが多かっただけなのに。笑
私は普段ピアノを教えていまして、
昔は子供から高校生くらいの生徒さんでしたが、
今は私よりずっと年上のかたもいて、
それぞれ楽しいです。
今日来てくださった中のお一人は、
私と同年代のかたで、
大人になってはじめられたのですが、
今はもうショパンのノクターンや
ドビュッシーのアラベスク、
ベートーヴェンの悲愴の2楽章などを弾かれています。
こういう有名な曲は、
教える側としては散々レッスンで聴いてきたので、
聴き飽きているはずなのですが、
それでも生徒さんによって個性があり、
何度聴いても新鮮な気持ちになります。
譜読みが終わったばかりの
まだつたない演奏を聴いていても、
性格がにじみ出ているから不思議です。
素直さや真面目さ、
かわいらしいさやおっとりさんな所、
ちょっと頑固だったり融通の利かない所など、
一回聴けばその人がわかります。
更にレッスンをしていると、
人生に対する向き合い方も見えてきますし、
文系、理系のどちらが得意かもわかります。
これは小学校低学年で、
まだ本人も自覚がない時でもはっきり表れます。
ピアノを聴いてわかるなんて
ちょっと不思議な感じに思われるかもしれませんが、
これは見事に出ますね~
なので、教える時はそのあたりを考慮して
レッスンをするので、
相手によって全然違うアプローチをします。
そのほうが生徒さん自身もラクに楽しめ、
コツを掴むのが早く、納得でき、
よりスムーズに上達するので、
教える側としてもうれしいです。
そんなわけで、
今日はベートーヴェンの悲愴のレッスンでは、
(のだめが弾いていた曲です。)
解釈から入ったのですが、
出だしから部分部分を、
どう弾きたいですか?と聴きながら、
私が色んなバージョンで弾いてみて
好きな弾き方を決めてもらい、
それに合わせて全体の構成を作っていきました。
そして何より大事なのは、弾く時に
一音一音をきれいだと思ったり、
苦くて甘い甘美さを感じたり、
心臓の鼓動がドクドク打つような寂しさを感じたりすることで、
その感覚を逃さず音の流れに敏感に反応できると、
テクニックだけでは出せない
その人だけの音楽が流れ出します。
ポイントは、弾く一瞬前に
次に鳴る音の、
色や深さ重さ硬さ甘さ光具合などが
完全にイメージできて
もう頭の中で鳴っていることです。
そしたらあとはそれを表に出すだけ。
イメージがあれば音に出すのは簡単です。
勝手に出るのです。
というか、イメージしたものにしかならないです。
これって考えてみると、
まるでスピリチュアル系で言うところの
“イメージすれば現実になる”みたいな話ですね。笑
ピアノを弾くって、
それを毎瞬毎瞬繰り返しているのです。
ある意味すごい訓練ですよね~!
そんなわけで、
ピアノを弾く時は、
両手の10本の指をバラバラに動かすのに集中力がいるのですが、
(これは練習すれば意外とできます。
これも右脳を使います)
それとは別にもう一つ別の集中力がいるのです。
…と書くと、なんだかすごーく難しそうに
思われるかもしれませんが、
シンプルに考えると、
単純に決まった音を順に押さえるだけですから、
誰でも弾けます。
自分は日々変わっていきますから、
自分の音楽は変化し続けるので、
一生やり続けても飽きない趣味だと思います。
子供の頃に習って練習がイヤでやめたという話は
よく聞きますが、
たぶんただ弾くだけで、
そんな表現を楽しむことはあまりなかったのでは?
そして、人によってラクに弾けるようになる手順の違いや、
どう弾きたいのか考え自分で曲を作る楽しみを
知らないままだったのでは?
それは本当にもったいないことだと思います。
大人になった今、
あまり難しく考えずに、
弾いてみたい一曲に一度挑戦してみるのも
楽しいと思います。
弾くのは楽しいですよ~

芸術の秋、いかがですか?!(^_-)☆

北山ピアノ教室 和歌山市
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「穏やかな時間」
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Yuko Kitayama
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