毎年誕生日にお手紙をくれる人がいます。
数年前旅行先のオーストリア・ザルツブルクで知り合ったかたで(日本人です)、
その後ちょこちょこメールをしたり、
お互いどこか旅に出たら絵葉書やお土産を送ったり。
知り合って以降、
メールで簡単に誕生日祝いのメッセージが送れるのに、
毎年必ずお手紙をくれるのです。
それはバースデーカードみたいな一言メッセージではなく、
便箋2枚くらいに書かれたまさにお手紙です。
とてもきれいな字で、
初めていただいた時には、
自分のきたない字を思い
“やばい!返事どうしよう~(>_<)”と焦りました。笑
書かれている内容は、自分の仕事や旅話ではなく、
お祝いの言葉と日頃のさりげない気づきなどで、
そこから漂う落ち着いた雰囲気に癒されます。
メールでも人柄って出ますが、
お手紙って更にそれを感じますね。
初めはきたない字で返事を書くことに気後れして
ちょっと負担に感じることもありましたが、
今ではすっかり開き直り
毎年誕生日にお手紙が届くのを楽しみにしている自分がいます。
今年も来るかな~⁉︎ …って。
誕生日の朝にポストを覗くのが
その日の一番のお楽しみです。
なんでしょうね、この楽しみ。
やっぱり手書きは何か違いますよね。
この手紙を書くために
便箋や封筒を選び、
もしかしたら下書きをし、
住所や名前を間違えないように丁寧に書き、
きれいにたたんで封筒に入れ切手を貼り、
ポストに入れる。
そんな姿を思い描き、自然と笑顔になります。
私が送る時も、
いつ届くかな~⁈
朝新聞を取りに行って見つけるかな⁈
仕事から疲れて帰ってきた時に見つけるかな⁈
なんて考えるのが楽しいです。
何か物をいただいてもうれしいですが、
お手紙負けてないです!
この数年は、その手紙とともに歳を重ねている気がします。
来月はそのかたのお誕生日なので、
慌てなくていいように
そろそろ便箋を探しに行こうかな(*^^*)
写真は昨年いただいた手紙の切手です。
春らしくて思わずニッコリ。
わざわざ郵便局に買いに行ってくれたのかなぁ。