昨晩寝る前に借りた漫画を読みました。
『四月は君の嘘』という本で、
ピアノのお話でした。

ありがちな設定&いかにも漫画なあり得ない部分もありましたが、
おもしろかったです。

舞台に立つ人の孤独や、
それを乗り越えていく様が心に響きました。



主人公がコンクールで上手く弾けなかったところに
ライバルが『おまえは今まで何やってたんだ⁈』と詰め寄ると、


『手抜きなんてしてないよ。
精一杯やって、
それでも不細工にしかできないのなら、
それは今の僕だ。
今のありったけの僕だ。』


と言う。
言い訳せず上手く弾けなかったことを正面から受け止め、
胸を張って“これが僕だ”と言える。


誰でも自分に期待しているし、
本当はもっとできるんだ!って言いたかったりする。

できない不細工な自分を“それ、私です”とは、
なかなか認めたくない。
ささやかでもプライドがあるから。
もっと上手くできる自分を知っているから。


でも、時に上手くできなくても、
そんな風に思えたら、
ひとつ大きな山を乗り越えられたということかもしれない。


私も最近やっとそう思えるようになってきたなぁ。
やっと…。
(私はいい大人で、この主人公は14歳ですが。笑)



もう一つ心に響いたのは、

親の言いなりに生きてきた主人公が、
自分がどこにもいないと悩んでいた時に言われた言葉。


『君は君だよ。
君らしくなんて曖昧なものじゃない。
何やったって変わったって関係ない。

君はどうせ君だよ。』



人は個性や自分らしさを探したりするけれど、
わざわざ探して見つけてアピールしようとしなくても、
常に始めからずっとその人らしいんですよね。


演奏家に限らず、
仕事や夢など人の評価や批判にさらされる時、
人生の舞台の上で堂々とそう思えたら、
怖いものなしだなと思います。


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