一昨日

父が退院後に住む家の見学に行きました


今いる療養型病院での暮らしも

残すところあと3週間ほどになりました


水分も食事もだいぶ摂れるようになり

病院側から見ればまだまだ少ないようですが

3ヶ月前に自宅療養した時の父と比べれば

何と穏やかな表情で飲食していることだろうと

再び脱水症状にならないよう気をつければ

高度な医療は必要ない状態です


退院後は自宅介護できる住環境と

人的支援を整えようと焦っていた私に


病院関係や福祉関係の方々から

いったん施設に移っては?と助言されました


かなり回復したとは言え

病院でもまだ自立歩行ができません


食事は病院食のプロが用意してくださる

誤嚥しにくい形状のものを食べています


もし転倒したり誤嚥したりしても

すぐに駆けつけてくれる看護師がいる方が

お父さんは安全です との助言でした


今はまだご家族での介護は難しいと言われ

張り詰めていた私の肩の力も抜けました


いったん施設を父のお家にして

それからまた自宅療養に向けて整えていこう

そう考えるようになりました


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さて父と私たち家族の状況に合った施設

これを「介護はじめまして」の私たちが

一から探し求めるのはあまりにも不案内で…


病院の相談員の方が進んで

介護施設の紹介事業者に繋いでくださり

↑このような事業があるとは知りませんでした


父にはこんなところに住んでもらいたい

家族が面会に行きやすい立地そして費用

様々な希望を担当の方が聞いてくれました


そして担当の方が提案してくださった施設

また私が「ここは?」と興味を持った施設

2箇所の施設見学に同行してくださいました


我が家にはこれまで縁遠かった施設ですが

初めての見学で管理者のお話を聞くうちに

気持ちが前向きになっていきましたちょっと不満アップ


「自宅に帰してあげられなかった」と

娘として自分を責める思いもあった私ですが


ここならお父さん楽しく過ごせるし安心!

面会24時間OKの個室なので

私たち家族が長い時間一緒に寛げる看板持ち


「施設」ではなく「お家」として

お父さんにも気持ちよく暮らしてもらえる

そんな安心感で胸が膨らみました


施設内の環境整備やイベントなどは

言うまでもなく充実していますが


何よりも施設の職員の温かさと

介護への情熱に胸を打たれました


実は当日

私たちは事故渋滞に巻き込まれ

お約束の時間よりも1時間近く

到着が遅れてしまったのです…


待っていてくださった案内の方は

次のお約束もあるとのことで

「駆け足で」と前置きしての説明でしたが


「駆け足」と感じさせない笑顔と

入居者の方々への優しさが伝わるご説明に

この人に父をお願いしたいと思いました


入居者の方々に接する

他の職員の皆さまの印象も同様でした


すぐに自宅に帰してあげられなかったけど

こんな良い施設を私は探し出したよ!と

父に胸を張って言える気持ちです

もちろん

たくさんの支援者のお力添えがなければ

できなかったことではあります


父の居室で私は刺繍をしながら

父とのおしゃべりを楽しみたいと

今後の生活を心に描いています


同行してくださった担当者さんに

移動の車中で話を聞いていただいた時間も

大きな励みとなりました乙女のトキメキ


引き続き相談に乗っていただきます!

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見学のあとは

今はまだ入院している父の面会へ


父の病院の近くの森です