情景がしみじみと伝わってくる
なんとも情緒深い一冊でした
おらんだ帽子 / 三浦哲郎 / 新潮社版
表題作は「おらんだ帽子」ですが
舞台はオランダではなく東北のとある町
(作者の出生地と思われます)
私がこの本に出会ったのは
「オランダ/書籍」で検索したのがきっかけ
オランダの民族衣装に興味があった頃です
中古本として販売されているのを見つけ
ネットでの解説を読んだ時点で
オランダの物語ではないことは判りました
それでも何か心を惹かれ
この短編集を読んでみたいと思いました
傷みが目立つ古い本ではあるけれど
ケース付きのハードカバーは美しく感じます