私がヒヨドリドールを作り始めたのは
振り返れば3年半前…
コロナが始まり初めての緊急事態宣言
私の職場である子育て支援施設も
3ヶ月ほど閉鎖したのです…
閉鎖中も職員は1〜2名ずつ出勤して
再開の日のために環境整備をしていました
こんなに閉鎖期間が長くなるなんて
夢にも思っていなかった
2〜3週間でコロナなんてなくなると…
そうではなかったことは
皆さんもご存知の通りです
施設のふだん掃除できない箇所を整備して
少し先に予定されているイベントの準備して
イベントはもちろん実施されず…
それでも「閉鎖」は延長また延長
他に何かできることあるかなと
ひとり事務所で頬杖ついて考えました
そういえばドールハウス用のお人形
経年劣化でハゲハゲになり処分して以来
新たに購入していなかったなと思いあたり
私、作ってみようかな?
それまでにも施設用の抱き人形は
いくつか作っていましたが
ドールハウス用なら小さく作らなくてはね
本当は身長10㎝ぐらいが
ドールハウスにはちょうど良さそうですが
そこまで小さく作るのはハードル高し
私が作れるギリギリの身長が16cm
ヒヨドリドールの誕生です
当時は「7体ぐらいあればいいか」と
そんな気持ちで作っていました
そうして作っているうちに
思い出したことがあったのです
そうだ!そうだった!
私お人形職人になりたい夢を
持っていた頃があった!
忘れていた夢を思い出した当時の私53歳
これからでも遅くない夢を叶えよう!
そんなコロナ禍での決心でした
職場用には7体作り
8体目はうちの子にしたので
そのまま命名したのが「オウチちゃん」
作成から3年半経った今も
オウチちゃんは我が家で現役活躍中です
✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎︎ ✳︎ ✳︎︎ ✳︎ ✳︎︎ ✳︎ ✳︎︎ ✳︎ ✳︎
施設用に作ったお人形は結局
最近までしまい込んだままでした
赤ちゃんは玩具を口に入れるので
コロナ禍では感染防止のため
布おもちゃは出せなかったのです
木製玩具やプラスティック製のものは
毎日次亜塩素酸希釈液で拭いていますが
布おもちゃは中まで唾液が入り込みます
けれども子どもたちからの
「お人形で遊びたい」というニーズは高く
私たちとしても応えてあげたくて
「布おもちゃ出して、毎日洗濯しよう」と
職員で何度も話し合って決めました
この頃になり少しずつ
施設でお人形遊びをする子どもの姿が
見られるようになり嬉しさいっぱいの私
反面
「記念すべき1作目を連れて帰りたい」
という気持ちが抑えきれなくて…笑笑
職場の同僚たちにお願いして
No.01は我が家に連れ帰る代わりに
No.60を施設においてもらうことにしました
✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎︎ ✳︎ ✳︎︎ ✳︎ ✳︎︎ ✳︎ ✳︎︎ ✳︎ ✳︎
今作っているヒヨドリドールは69体目
こんなに続けられた自分に驚きですが
日頃よりヒヨドリドールを応援してくださる
皆さんのおかげだと感謝しております