今朝読み終えた本

吹上奇譚 第二話 どんぶり

吉本ばなな / 幻冬舎文庫


このシリーズを読み始めた経緯はこちら
吹上奇譚第一話


帯や解説には

「スリル満点」「哲学ホラー」とありますが

怖さより哲学要素が大きいと感じています


と言っても
滔々と哲学が語られているのでなく
登場人物の言動から感じられるもの

ストーリーそのものは進行が良く
ときどき「この台詞はに深いものがある」
そう感じながらもどんどん読み進めました


巻末のあとがきで

「ライフワークとして書いている」と

吉本ばななさんは記しています


私(吉本ばななさん)の作品が大好きでなくても

この作品を大好きになってくれる人が

いたらいいなと思います


まさにそう!

昔「キッチン」を読んだことがありますが

それほど印象に残ってなくて…


吉本ばななさん ごめんなさい

でもこの「吹上奇譚」を読んでみたことで

「キッチン」をもう一度読んでみる気持ちになりました


「吹上奇譚」は本当に大好きです


まだ20代であろう登場人物たちから

教えられること気づかされることが

とても多いシリーズです 


そりゃそうか…

書いているのは吉本ばななさんですものねねー