一気読みした一冊
真珠夫人 / 菊池寛 / 文春文庫
1920年出版の大正時代のお話です
先月読んだ「白蓮れんれん」が面白く…
「真珠夫人」は白蓮をモデルにしているとか
いやモデルにはしていないとかの説があり…
とにかく読んでみようと思ったのです
ネタバレにならないよう感想を書きますが
先入観なしにこの本を読みたい方は
このブログもここで閉じてくださいね
白蓮は瑠璃子のモデルではないのでは
でも著者は白蓮事件から着想を得たかも
そんなふうに思いました
何人かの登場人物について
「この人だけは道を誤らないでほしい」
「この人とこの人は幸福になってほしい」
そう願いながら結末を知りたくて一気読み
その願いは叶ったり叶わなかったりでした
瑠璃子の信念は理解できたけれど
こんな生き方の選択しかなかったのか?と
ちょっと尾を引く終わり方でした