先週の土曜日は
甥の中学校生活最後の
運動会でした 


私が甥の運動会を観戦するのは
保育園児の頃からなので
10年以上になります 


甥は
運動が得意ではありません

小さな頃から
運動会を楽しんでいるかどうかも
分かりづらかったところもあります 

それでも叔母心で見れば
毎年 甥なりの成長が見られ
感動を得てきた10数年でした 

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甥が通う中学校では
伝統種目があり
毎年同じ演技や競技が行われます

それがまた
楽しいのですけれどね 

学年全員リレーとか
全学年全クラス対抗大縄跳び 

そして3年生は
チームワークが大切な競技
大百足(おおむかで)競走があります 

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叔母としては ハラハラ
心配な気持ちも強かったのです

大縄跳び
甥が縄に引っかかって
みんなに怒られるのではないか 

大百足
甥が転んでみんなが倒れ
仲間に責められるのではないか 

個人的には 
甥が甥なりに頑張ってくれれば
それでいいのです 

昨年に比べれば 明らかに
足も速くなったようですし 

なによりも 
楽しんでいるという表情だったことが
私にとってはもう感動でした 

団体競技での個人のミス 
そこも 中学生ならみんな 
受け入れることができるでしょう

先生方も
指導してくださっているでしょう

それでもやはり
「 もし責められたら… 」と
憂慮に堪えない私でした 

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結果 
大縄跳びは 
甥のクラスが優勝しました 

大百足競走でも縄跳びでも
甥はみんなと呼吸を合わせ
リズミカルに体を動かしていました 

この記事を書いている今も
涙が出てきます 

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甥がここまで成長するには
もちろん 本人のがんばりも
大きかったと思います 

だけど 
それだけではないでしょう

とにかく自分の力を出し切ろうと
全力投球している甥の姿を見ていたら 

練習期間中に 
仲間や先生が甥を支えるシーンが
心の中に浮かんできたんです 

「 ケイ! こうすれば上手く飛べるぞ!」
「 ケイ! 声出して行け!」
「 俺がサポートするからやってみろよ 」

仲間の声に心が開かれ
よし やってみようと思う甥 


私の想像ですけれど 
おそらくそのような場面が
あったのではないかと思います

だって 
そういった周りの支えなくして
人は成長し得るものでしょうか?


甥は
保育園にも小学校にも
中学校にも恵まれてきたと思います 

仲間にも先生方にも そして
甥の「成長」というギフトにも 
感謝の気持ちでいっぱいです