益田ミリさんの
「 泣き虫チエ子さん 」
何年か前に買った漫画ですが
これは捨てられない一冊
チエ子さんと夫サクちゃんの生活が
私と私の夫の日々と
似ているところがたくさんあって

こどもがいない夫婦ふたり
夫の職場は自宅兼で
外で働く妻の仕事が終わると
ふたりでスーパーに買い物に行く毎日
…これも我が家と同じだし
裏表紙 

妻はときどき
ひとり時間をカフェで過ごし
それが妻にとって大切な時間と
夫が理解してくれているのも
ウチと一緒
そして何より私が
チエ子さんに共感するのは
自分が先に死んじゃって
夫がひとりで老後を過ごすことを想像して
泣いてしまうこと
ひとりで淋しくしている夫
ほんの一瞬想像するだけで
泣けてきます 

若い頃は私も
「 彼が死んだらどうしよう 」
って考えがちだったけれど
歳を重ねるごとに
「 私が死んだら
どれほど夫が悲しむだろう 」
と思うことが多くなりました
( 夫にそれを言うと
大丈夫だよー 淋しくないよー
と 言うんですがね
)

サクちゃんとチエ子さん
微笑ましくてクスッと笑えて
私にとっては
ちょっぴり切なくなる本です 
