「三本の矢」
…ずっと前から書きたかった
思い出話です 

いい感じの 矢絣の着物とか帯とか
手ぬぐいでも手に入ったら
それに合わせて記事にしよう
…と思っていたのですが 

なかなか 私の好みに合う矢絣に
出会わないまま 月日が過ぎました
なので記事と画像は関係なく
今日 雨の帰り道に撮った紫陽花を
アップしながらお話ししますね 

みなさんは 毛利元就にまつわる
「三本の矢」のお話を
ご存知でしょうか?
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晩年の元就が 病床に
三人の息子を呼び寄せて
一本の矢を折って見せました
次に
三本の矢を束ねて折ろうとするが
これは折ることができませんでした
「一本の矢は簡単に折れるが
三本では容易に折れない
三人ともども よく結束して
毛利家を守ってほしい 」
息子たちは 必ずこの教えに
従うことを誓ったのです
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ひとりでは難しいことも
仲間と力を合わせれば
成し遂げることができる
35年ほど前 私が中学生のときに
この逸話を 教頭先生が朝礼で
私たち生徒に話してくれました
教頭先生は元就と同じように
まず 一本の枝を折って見せて
「 ひとりではくじけることも
みんなの力を合わせれば … 」
三本の枝を束ねて 撓めて
そう 全校生徒の前で …
バキッ
と 折ってしまったのでした 

いっぱつでね 

教頭先生の
「 あ あぁっ
… まぁ これは 


折れたけどね ムニャムニャ 」
生徒たちの爆笑&失笑
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ずっと温めていたわりに
なんでもないお話でした(笑)
ただ この教頭先生のおかげで
私の中の「三本の矢」は
ま 

人間 いろいろあるけど
仲間っていいんじゃない 

と強く心に残る教訓です
教頭先生と 今日の紫陽花に
感謝をこめて 
