2015年12月9日の記録 | haru loves music♪




*画像に意味はありません




今日は両親と病院へ行く日


本当は運転で疲れているだろうし


一旦うちのマンションへ来てから、私の車で二つの病院へと行こうと思っていたのですが、


父の希望で、母にちゃんと道を覚えてほしいからと両親の車で私が指示しながら病院へ


抗がん剤投与後3日目


その効果が少しあらわれているのか少しつらそうな父


歩く時も少し母に支えてもらいながら


歩くスピードも急に遅くなっていました。。。


一つ目は11時から千里中央病院


ヤマダ電機の向かいにある新しい病院


家からは近いけれど、駐車場は有料


施設はきれいだけれど、温かみがなく、


基本的に入院専門の病院らしい


地域相談員?の男性の方が面談室で入院費や差額ベット代や施設の説明をしてくれ、


こちらの現状と希望を聞いてくださりました


その方は医師の方ではないのですが、、


父はこういった見学はもちろん初めてだし、きっと緊張もあり


必死に今の病状を説明して今のつらい状況を話していました


本当は聞いてくださるお兄さんも困っていたとは思うのですが、とても優しい方なのでしょう


ちゃんと最後まで話を聞いてくださりました



その後、緩和病棟の階へ案内をしていただき、


ナースステーション、デイルーム、個室、相部屋、特別室、お風呂などを拝見しました


駅にあるので、景色は予想内


個室の作りや、デイルームは悪くありませんでしたが、


お風呂が、、、


病院のお風呂、、、という感じで


とても広いのですが、シャワーコーナー3つ


一人で入れなくなった方用の機械式お風呂?みたいなのがありました


自力で入れても(家族が介助したとしても)、必ず監視するために看護士が付き添いますとのこと


ナースステーションの中の方たちに笑顔がなかったこと




そして、もう一度降りて緩和病棟の先生についてお尋ねした時に


よかったら副医院長とお話しされますか?と言われたのでお願いをしました


先生とお話しさせてもらいましたが。。。。


詳しくは書きませんが


ひどかった。。。


その先生自身も癌を経験されているということでしたが、


「誰でもいつかは死ぬんです もう定年もされていますしやりきってはるんやから」みたいな


信じられない言葉を


それを聞いた時にこの病院はないな、、、と思いました



そのあと、本当の担当?らしい女性の連絡役の方にご挨拶いただきましたが


心がなく冷たく、事務的なごあいさつでした。。。





もうひとつの病院の予約まで時間があったので


三人で地下鉄のとこにあるラーメン屋さんへ


あっさりなスープなので食べやすかったです




少し時間が空いているので、私のお願いで彩都にあるりくろーおじさんへ


母も兄も好きなチーズケーキ屋さんなので


お土産にプレゼントしたくって


ここのお店は買い物をしたら無料であったいドリンクも飲めるので


少しソファーに座って休めたらと思い


コーヒーを三人でのみました




予約は2時だったのですが、お茶も飲み終わったし、少し目をつむりたいからと車へ


病院へ向かいました




彩都友紘会病院は高台に位置し、とてもりっぱな造りの病院でした


HPよりは小さく感じましたが


暖かなつくりの内装でした


平日で診療時間も終わっていたと思うので、ロビーはほとんど人もいなく、


広いソファーで父は母にひざまくらしてもらい少し休みました


行きは父も運転をしたということですが、帰りはきっと母が一人で運転になりそうなので、、、


病院内のコンビニでオロナミンCを買って二人で飲みました



時間少し前になり、担当の女性の方が来てくださいました


第一印象からとても温かくほっとするような方でした


今回はまず施設から見学となりました


こちらの病院は緩和病棟もかなり広くワンフロアすべてが緩和ケアとなっていました


個室についている来客用のソファーは簡易ベットに変形できるタイプで素晴らしい


やはり彩都なので、自然も多く景色も素晴らしい


北側のお部屋でも空は近く圧迫感はありません


デイルームはシンプルでしたがマッサージチェアなどが無料で使えるちょっとしたほっとできる


眺めのいい場所が用意されており、


ボランティアさんがちょうど来られる日だったのですが、各お部屋に生のお花を飾ってくださったり


お茶を振舞っていらっしゃいました


その方たちの温かい挨拶


担当くださってる女性の方が患者さんに挨拶をする姿や


廊下でカウンセラーらしきかたが患者さんのお話を熱心に聞いていらっしゃったり


明るそうなナースさんが多く、すれ違う際もちゃんとご挨拶くださいましたし


病院全体がほんとうに素晴らしい


お風呂も家族が介助しながら入れるユニットバスのような場所が3個と


寝たまま洗髪できるシャンプー台もあり、


看護士の手が必要な患者さんは違う階に機械式のお風呂があるとのことでした


本当に施設に関してはすばらしいの一言でした



病院によってこんなにも雰囲気は違うものなのだと驚きました


患者さんたちも穏やかな表情の方ばかりだったように思います


個室はかなりあいていましたが


話を聞くと順番まちは現在2人だそうで


理由は医師が2人のため、ちゃんと患者さんを見れるために受け入れを制限しているとのことでした


先生は男性と女性


男性は癌専門医で緩和に移ってからも長く経験のある方で


女性の方は緩和一本の痛みを取り除く専門医とのことでした


最後に屋上のサンルームと屋上庭園を見学しました


とてもきれいに管理されていて、景色が素晴らしかったです



見学を終え、面談へ


こちらの希望をしっかりと聞いてくださりました


本当はお酒はだめらしいのですが、、、、


どうしてもだめですか?と聞いたら


確認をとってくださり、他の患者さまへご迷惑がかからない程度に


楽しんでいただく分には大丈夫だそうですとおっしゃってくださり


父にとって今、一番の楽しみのお酒をあきらめないでいいことがわかり


なんだか少しうれしそうでした




そして、現在まだ治療をしている状態であることを伝え


治療からの最終的に緩和ケアへの移行という方法もありますか?との質問に


熱心に考えてくださり、一度緩和ケアの医師面談ではなく


外来での医師面談をされてはいかがですか?とお話しをもらった




私の中でも、気持ちはいろいろ忙しかったが


緩和ケアを調べている中でどうしても


まだ父のことをあきらめることができない自分がいました


治療は怖い、、


でも、治療を続けて、これからももっともっと一緒にいたい


緩和ケアは最後の最後なんだと


だからまだなんだって、、、




外来の医師面談を受けるための準備について詳しく聞いて


病院を後にしました




父が「本当にいい病院を探してくれてありがとな」と言いました


素直には喜べないけれど


それでも、父が安心できる病院に出会えたこと


私も母も安心できる雰囲気の病院に出会えたことはありがたかった





この病院に決めました







haru