先日、親子揃って襲名することが発表されました。
江戸歌舞伎の礎を築いたとされるのが、初代・團十郎
代々、受け継いできた家系、名跡を継ぎ、歌舞伎界の頂点に立つことで
歌舞伎のさらなる発展に尽くすということでしょうか。
囁かれているのは「團十郎の悲劇」を断ち切るということ。
歴代12人の團十郎は、若くして亡くなった人が多く
先代の十二代目も66才で他界し、十一代目は襲名から3年、
56才の若さで他界しています。
現在の環境と大運を見る限り、海老蔵さんは長生きしそうです。
さて、勸玄くん。
幼いながらも熱心に稽古に励み、連日の昼夜公演にも出演中。
会見では「稽古が楽しい」と答えていましたが、
まだ1旬にも入っていない5才です。
3月に誕生日を迎え1旬に入り、自分の宿命を歩み始めます。
・殺印相生格破格
・天干連珠格
・包曲家系集印
後継者としては申し分のない宿命。
包曲家系集印は名門の古い家系に多く、家系に沿う生き方を求められ、
家系に従っていれば守られますが、言い方を変えれば、生き方は制限され、
好きなことを自由にすることはできません。
素直に歌舞伎に励むことができれば良いのですが、家系に逆らう生き方、
歌舞伎から逃げたくなって抵抗すれば、相当 厳しい状態になります。
ポイントは、勸玄くんが海老蔵さんの天中殺に生まれていること。
親の天中殺で生まれた子は、親と反りが合わないので親の思い通りにはなりません。
同じ日干「丁火」で生まれ、同じく天将星を持っています。
しかも、海老蔵さんの丁火は大半会。
勸玄くんの月干支「乙卯」は湿木なので、よく燃えてくれません。
しかも、日干支【丁亥】と年干支【癸亥】が天殺地冲
消えそうな「丁火」に、水をバシャバシャかけられている状態。
家系には助けられていても、父親とうまくやっていくのは、
幼い頃はともかく、時間が経つにつれ、厳しくなっていきます。
16才からが役者としての本当の始まりなので、
それまでは、しっかりと子供らしい経験を積むことも重要で稽古ばかりで
大人達に囲まれて過ごすのではなく、友達を作って遊んだり喧嘩したり、
子供の頃にしか学べない経験をすることが絶対的に必要です。
伝統を踏襲することが重要とされる世界ですが、主星は龍高星。
大変 好奇心が強く、正しく学ぶことより自分なりに学ぶ改革志向。
生まれ育った環境と異なる世界に憧れを持つため、どのように
歌舞伎の世界と向き合って行くのか気になるところです。
先日のドキュメンタリー番組で海老蔵さんが言っていましたが
市川團十郎家は「改革者」でなければならないそうです。
勸玄くんは、自己顕示欲も強くカリスマ性のある魅惑的な役者になれる
可能性を秘めた宿命で、海老蔵さん以上の改革者の宿命でもあるのですが、
改革者の團十郎として活躍するのは、まだまだ先の話でしょうか。
ちなみに殺印相生格破格の守護神は麗禾ちゃん
やはり、家系に守られている歌舞伎界のプリンスですね。
