自慢ではないけれど雨女の私は
出先で傘を買うことが多いので
我が家には、ビニール傘が何本もあります。
今回の東京でも、予報どおり雨、おまけに風まで吹いて大歓迎してもらいました(^^;


父の病状が悪化してから
しばらくの間、松本を離れることがなくなり
その生活も、とても良かったのですが
ありがたいことに、ご要望もいただき
再び、各地へ行く機会が増えてきました。
「元気になったんですね」と励ましやご心配のお言葉をいただき
とてもありがたく思っています。
ありがとうございます。
おかげさまで、前に進むことはできていますが
まだまだ、心の中は悲しみがいっぱいなので
何かの拍子に涙が溢れ出る私です。
人の感情は不思議なものです。
私は、本当に泣かない人だったんですけどね。
どんな辛いことも我慢できたのですが
父とのお別れは、別でした。
いなくなったことが悲しいわけではありません。
あまりにも長く、一緒に暮らし
同じ仕事をして
晩年は、お世話をしてきたので
特に、父が旅立つまでの数ヶ月
最期看取るときまでに交わした言葉
あうんの呼吸
すべてが鮮明に思い出され
それはとても良い時間だったのに
苦しくなります。
長年の闘病で
辛かったはずなのに、一度も愚痴を言わず
強く優しくあった父の偉大さがたまらなくなるのです。
幼い頃から「恵美ちゃんはお父さんそっくりね」と言われることは私の自慢で
私にとって父は世界一の存在でした。
今でもそうです。
きっとそれは、誰もがそうだと思います。
私は、父を思って泣ける自分が好きですし
このままで良いと思っています。
父のために泣けることすら幸せです。
ずっと悲しませてほしいです。
すべてに感謝しています。
父に恥ずかしくない生き方をしていきたいです。
なにをしていても父の言葉が降りてきます。
だから、この先も迷うことなく
歩いていけます。
今、東京から松本に帰る車中です。
父の待つ松本に帰る思いから熱く書き連ねてしまいました。
お読みいただきありがとうございました。

*私は父に相当厳しく育てられましたが
思い出すのは、父の温かな笑顔です。
写真は67歳の頃です。