忘れないうちに投稿します。
先日のフロー塾で、添え手が点になっている方が多く
気になりました。
お顔は(身体すべて)どの部位をとっても球体の複合ですから
曲面に剃刀を当てる場合
少しでも平らな状態に整えて滑らせたほうが
剃刀によるお肌への負担は軽くなります。
そして、点でチョンと押さえられるより
手、指で包み込まれるように触られたほうが気持ちもよく
安心感にもつながります。
押さえつけたり、引っ張ったりすることは不快に感じますし
それをする必要はありません。
カットにおいて、櫛(コーム)や毛束を引き出す手、指の役目が
重要なように
シェービングについても同様のことがいえます。
添え手はとても大切です。
マッサージや、エステティック、リラクゼーションの施術では
左右の手、指はほぼ同じ動きをすることが多いのですが
理容師においては、カットもシェービングも、パーマもアイロンもカラーも
左右違う動作をすることがほとんどです。
それだけ、技術が必要であり
習得するまで、トレーニングが求められますが
私は、そのことに誇りさえ持っています。
添え手の「添」は「てん」とも読みますが点ではありません。
誰かに寄り添ってもらうときも
できるかぎり優しく包み込まれるほうが気持ちがいいです。
そんなことを心に置いてお客様に向かうだけで
違ってくると思います。