女性のお顔そりだけでなく
男性のシェービングのお客様も増加しています。
美容室では、シェービングが行われないので
おしゃれな男性は、身嗜みのひとつとして
理容室でシェービングをするのですよね。
 
 
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イメージとしては、モクモクの泡をのせて
剃るように思われていますが
ここ数年は、クリームやジェルでのシェービングが主流です。
 
剃るときの粧剤も様々です。
各化粧品メーカー様も
「よりお肌に優しいシェービング」を追い求め
研究開発をしてくださっています。
 
女性の月に一度のお顔そりと比べ
ほぼ毎日。
少なくとも、週に数日はカミソリやシェーバーを当てる
男性のシェービングは、お肌に対する負担を
考慮しないわけにはいかず
特に、サロンでのシェービングは
プロの理容師による、剃られる側のプロであるお客様への施術ですから
より上質な仕上がりが求められます。
 
石鹸、洗顔フォームは、そもそも洗浄するためのものです。
ほとんどの場合がアルカリ性。
汚れを落とすことが目的として作られています。
 
洗浄するもの。
剃るもの。
目的が違うのですから
働き、性質も違って当然ですね。
 
女性のシェービングも同様です。
お顔そりをする理容師さん自身も
自分のお顔を洗うとき
10分も15分も泡をのせたままにすれば
どれほどお肌に負担がかかるかはわかることと思います。
ちなみに・・・
私が昔勤めていた東京のサロンでは
女性のお顔そりのときには
半顔ずつお剃りして、剃った部分をスポンジでふき取り
あとの半顔のお顔そりへと進んでいました。
今になって思えば、30年前にその工程を行っていた
そのお店の奥様は
やはり、素晴らしかったです。
 
私たち理容師より、企業の化粧品の研究開発は
専門知識の上に進んでいます。
これからのシェービングはクリームやジェルに移行していくことでしょう。
また、そうであってほしいと思います。