シェービングの講習をやらせていただいていて

化粧品や、技術のご質問と同じくらい多いのが

カミソリ、替刃についての内容です。


「女性のお肌に替刃を使っても問題ないですか?」

というご質問、多いです。


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こちらは本レーザーの刃先を横から写したものですが

コンケーブがクッションとなり、お肌への負担を軽減します。


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一口に本レーザーと言いましても、形状は様々で

形によって、剃り具合も変わってきます。

これは、技術者の好みも関係しますし

うぶ毛が濃い、薄いによっても使用感が違います。

替刃を使うように、レーザーを動かしても、うまくシェービングはできません。

技術が必要です。



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私のサロンにあります本レーザーも、手前の柄の色が濃いものは

もう40年以上も前に父が購入したもので

材質がとても良く、お肌への当たりが滑らかで

研磨をしても、良い刃がつきます。

すべてヘンケルですが、年代によって違うのですね。


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そして、こちらが替刃(ホルダーに替えの刃を差し込み使用するカミソリ)です。

替刃のホルダーも、刃自体も

研究、開発が進み

お肌に優しく、技術者が仕事がしやすいように

年々進化しています。



お肌への負担だけを考えますと、やはり本レーザーのほうが

うぶ毛と一緒に角質を取りのぞくときに

お肌に優しく、トラブルの心配がないと思います。


では、替刃は良くないのか?といいますと

そうではないと思います。

私はお客様によって替刃と本レーザーを使い分けています。

それは自分の経験から、そうしています。



私が思う「シェービング」は


カウンセリングから始まり、良質な化粧品を使用し

女性のお肌の表面はサランラップほどに薄くデリケートであるということを

充分にふまえた上での

優しくていねいな技術。

そして、シェービング後のお肌を保護するスキンアップ。

お客様自身にも、お肌の基礎知識をお伝えすること。


それらすべてをまとめて「シェービング」であると思っています。




本レーザーの刃先を研磨によって常にベストの状態に保つことは

とてもエネルギーがいることです。


本レーザーが、どんなにお肌に優しいとは言え

切れ味のよい状態でなければ、逆にお肌を傷つけます。


替刃でなく、本レーザーにこだわり、シェービングをされる方には

お客様に対する「おもいやり」「プロとしての誇り」を感じます。


私は、替刃ではダメとも、本レーザーならいいとも思っていません。


安全で、気持ち良く、お客様にキレイになっていただけるのであれば

どの道具を使用してもいいと思っています。


お客様が満足してくださっているか

リピーターとして再び来ていただいているか


それが、そのサロンにとっての答えだと思います。