お客様で来てくださったベリー先生のアレンジメント
お花が好きな私は
子供の頃、「お花屋さんになりたい」といつも思っていました。
なぜそんなに花が好きだったのかな。
10歳まで、東京で暮らしていました。
駅には必ず、フラワーショップがあり
ガラスのケースに、きれいに揃った切花が並んでいました。
今から30年以上も前の話です。
自分には手が届かない、お花たちでしたが
花束は一番の憧れだったことを覚えています。
父の実家がある松本に
長い休みには必ず訪れ、1ヶ月近く過ごしました。
今、松本大学がある場所は、当時、「新村小学校」だったのですよ。
その新村小学校の庭は、恰好の遊び場でした。
夏休みには、ほとんど一日中 いとこたちと遊びました。
あの遊びがあったから、今の私があると思うほどです。
草が、自分の背丈以上に伸びる中で
かくれんぼをしたり、ブランコを空まで届きそうなほど
思いきり揺らしたりしました。
草むらで、ふいに出会う野の花。
宝物をみつけたような感覚を持ちました。
ガラスのケースの中の花とは違う自然な花々。
子供ながらに、何かを感じたものです。
ベリー先生がこだわる英国風のアレンジメントは
何か、草原で出会う花々の匂いが感じられます。
少し懐かしくて、普段着感覚。
私なりの解釈です。
当たっているかどうかはわかりませんが。
今年も残すところ、あとわずかですね。
お世話になった方にお花の贈り物なんて素敵ですね。