いよいよ旅の最終日。

 

Revelstoke(レベルストーク)を出発し、Lake Louise(レイクルイーズ)からBow Valley Parkway(ボウバレーパークウェイ)を通ってバンフ経由。そこからHwy1Aを通ってカルガリーに戻ります。

 

この日はカルガリーは最高気温が18℃。山道は更に冷えると考えて、メッシュではない普通のジャケットを着用。その下には長袖のカットソーを合わせました。

 

  山に入ると一気に気温が…

出発直後は27℃。思わずジャケットのベントをあけたまま走り出しましたが、これが失敗。

30分もすると一気に気温が下がり、バイクの温度計は24℃を示していました。

気温が1度下がるごとに、肌に寒さがひしひしと伝わってきます。

ちょうど道路工事で片側通行になっており、信号停車をした機会を逃さず、ジャケットの袖と前面部のベントをすべて閉じました。

しかし気温の低下は止まりません。一時は16℃まで下がり、寒さに手が冷たくなるのを感じます。寒さに耐えるために歯を食いしばってしまい、家に帰ってから半日くらい右のあごの関節に痛みを感じました。

 

ダニー氏が「Golden(ゴールデン)でTim Hortons(ティムホートンズ)に寄ってコーヒーを飲もう」と提案してくれた時には心底ほっとしました。

 

  コーヒー休憩


普段は寒さに強いダニー氏もよっぽど寒かったのでしょう。

ティムホートンズでは冷房の効いた店内ではなく、駐車場の日向でコーヒーを飲むことに。

太陽のぬくもりがありがたく感じられました。

 

その間に服を重ね着。薄手のジャケットとTシャツを足して、合計で3枚のインナー+バイクジャケット。

 

それでも気温は上がっても18℃どまり。念のためにと思って持ってきていたヒーテッドジャケットはアダプタを忘れて使えず。心から「次回は絶対に忘れないぞ!」と誓いました。

 

  とにかく帰りたくて

 

時間はあったので、レイクルイーズやバンフの湖に立ち寄ることもできたのですが、この寒さでは観光気分になれず(Pentictonで暑さの余り日本庭園観光をあきらめたのとは逆パターン)…。昼食もとらずにそのまま英に直行しました。

 

そして無事にカルガリー到着。

家に入るとすぐに暖炉に火を入れ、夕食は迷わず温かいスープ。冷えた体に甚割しみました。

 

この日は寒くて写真どころではなかったので、一枚もありません。

 

 

  旅を終えて

 

真夏のBC州から冷夏のカルガリーへ。

気温差に振り回された旅の最終日となりましたが、それもまた良い思い出になりました。

 

短い旅の中でも会いたい人に会い、おいしいものを食べ、美しい景色を楽しみ、そして何よりバイクでの旅は最高のご褒美でした。

 

こんな感じの私たちのオカナガンへのバイク旅行は幕を閉じたのでした。

 

最後に忘備録がてらに気温の変化など。