Vernonへのルート
Penticton(ペンティクトン)を出発し、この日の目的地はRevelstoke(レベルストーク)。途中でVernon(ばーのん)に立ち寄ります。
やはりバイク乗りである友人夫妻にお勧めルートを聞いたところ、ご主人の提案は「湖の西側ルート」。
少し遠回りですが、バイクに嬉しいワインディングロードが続き、高台からの眺めも良いとのこと。
「湖の東側ルート」のほうが眺めは良いそうですが
迷った結果、こちらの「湖の西側ルート」を選びました。
バーノン名物:Davidson Orchards
バーノンでのお楽しみは観光果樹園のDavison Orchards(デイビッドソン果樹園)。
こちらは
- リンゴが有名ですが、リンゴだけでなくピーチ、チェリー、様々な野菜などを栽培
- 園内の畑や果樹園を回るツアーもあります
(写真はウェブサイトから)
- 果物や野菜、加工品の直売も魅力なうえに
- カフェがあってスコーン、マフィン、パイ、スラッシー、アイスクリームなどのスイーツやサンドイッチなどの軽食も楽しめます。
ずいぶん前に来た時に食べたアップルパイとアップルスラッシーが忘れられず、もう一度来たいと思っていたので、とても楽しみでした。
今回はスコーンやジャム、ケチャップも購入しました。
特にこのケチャップはお勧め。甘すぎず、スーパーのケチャップが好みではないダニー氏もお気に入りです。
友人へのお土産にアップルシナモンバターもいくつか追加。買い物を終えたら、お待ちかねのカフェでの休憩です。
私はアップルパイとコーヒー。
ダニー氏はグリルドチーズサンドイッチ、アップルパイ、そして念願のアップルスラッシー。
おいしいー!
そしてRevelstokeへ
食後は早々にRevelstokeへ向かいました。
ルートはNakusp(ナカスプ)経由。
この道だと湖を渡るフェリーに2回乗船します。
このフェリーは無料。
湖面を滑るように走行するので、最初に乗ったときには動いているのに気付かなかったほどでした。
最初のフェリーを降りて、次のフェリー乗り場に向かう途中で再びパラパラと降ってきました。
そしてフェリー乗り場で待っている間に、じんわりとジーンズが濡れるほどの雨に。
塗れないようにヘルメットをかぶったままバイクに座って(立つとシートが濡れてしまうので)雨をやり過ごしました。車で待てる人がちょっぴりうらやまい…。
ただ、フェリーに乗って動き始めたところで雨がやみました。
雨が降ると気温も下がるわけで、私もメッシュジャケットの下に長袖を着用。
「Okanaganにいる間に暑さについて文句を言いすぎたのかな」などとダニー氏と話しました。
フェリーを降りて少し走ると、景色が変わったことに気付きました。
砂漠のようだったオカナガンの風景から一転して、緑豊かな山肌や苔むした倒木が広がり、「砂漠を抜けたんだな」と実感しました。
Revelstokeに到着
この日の宿泊はCoast Hillcrest Hotel。
ダウンタウンから少し離れた場所にあり、窓からのみえる山脈が素敵なホテルです。
Revelstokeで宿泊予定の人にはお勧めです。
濡れた上に風にあたったので冷えてしまった体をシャワーで温め、夕食をとるためにホテルのレストランに向かいます。肌寒さを感じ、この旅行で初めて薄手の長袖の上着を着るほどでした。
パティオ席に座ると目の前には絶景が!
雨もすっかり上がって青空になりました。
ダニー氏はパスタ、私はチキンクラブサンドを注文。このクラブサンドが絶品!普通の食パンではなくてチャパタを使用しており、鳥胸肉もしっとり柔らかくて、今まで食べた中で一番おいしいチキンクラブサンドでした。
これが旅の最後の夜。
ダニー氏はオールドファッションド(バーボンベースのカクテル)を、私はハウスワインの白で乾杯。
こうして旅の最後の夜をゆっくり楽しみました。
この日は「オカナガンの暑さ」から「山岳地帯の涼しさ」への変化を一日で体験した日でした。
果樹園の甘い香り、湖を滑るように煤むフェリー、砂漠の景色から緑が濃い山の景色への変化、そして美味しい食事。どれも旅の締めくくりに相応しいひと時でした。
明日はいよいよカルガリーへ戻ります。