2日目の目的地はダニー氏の叔母さんのすむOsoyoos(オソユーズ)。
朝7時にはすでに気温が20℃を超えており、メッシュジャケットを着用しての出発です。
ルートを調べてみると(ダニー氏はツーリング用のアプリを使ってルートを見つけるのですが)、なんとアメリカ・ワシントン州経由のものが出てきました。
パスポートも持参していたので、国境越えの所要時間は不明でしたが、平日喝マイナーな国境ポイントを使うルートらしいので、気楽に決定。
- Frontier–Patersonからアメリカに入り、
- Ferry–Midwayからカナダに再入国です。
結果的に、国境もスムーズでストレスなし。
Frontierは前には1台の車だけ、
MidwayはRVやトラックが少し止まっている程度でした。
コロンビアリバーとケトルリバー沿い走行
アメリカに入ると、コロンビアリバー沿いを走り、そこからケトルリバー沿いに北上して再びカナダへ。
ダニー氏も走ったことがない道を走ることができて楽しそう。
ただ、ケトルリバー沿いからMidwayの国境ポイントに入る道は少しわかりにくくて、GPSが役に立ちました。
こういう事もあるので、圭太電話もUSサービスがついていると安心です。
US経由ルートはどうなるか少しだけ心配でしたが、景色も良くて国境ポイントもスムーズでおすすめです。
Osoyoos到着
Osoyoosが近づくとオカナガン地域特有の景色が広がります。
そして暑い!
乾燥しているので、日本の湿気のある暑さに比べるとましなのかもしれないですが、35℃を超える気温に慣れていない私たちはバテ気味です。
途中で水分補給や(飲むだけじゃなくて、頭や首にもかけて涼む)アイスクリームを食べたりしてクールダウンして元気を維持しました。
この地域は砂漠のように乾燥していますが、湖が多く、湖周辺は緑も豊。
でも少し湖から離れると赤茶けた大地や白い岩がむき出しの山肌が目立ちます。
湖のビーチでは人々が寝そべってリラックス。
湖の中ではボートやジェットスキー、パドルボートを楽しむ人々でにぎわう観光地でもあります。
この独特な気候と土壌がワイン造りに適しているのでしょう。
BC州のオカナガンのワインはカナダ東部のナイアガラ地方のワインと並んで有名です。
更に街角や庭園庭乾燥に強いロシアンセージが多く植えられていて、ラベンダーのような色合いが美しい景観を作っていました。
2日目終了
ダニー氏の叔母さま宅に到着すると、叔母さま夫妻が私たちを大歓迎してくれました。
その夜は叔母さま夫妻と私たちでBC州の飲みやすくておいしい赤ワインをボトルに3本くらいあけました。
それでも二日酔いにならないさっぱりしたワインでした。できればいくつか買って帰りたいくらいでしたが…バイクにはあまりスペースもないので断念。
暑いのでファンのかかったデッキですごしましたが、とてもたのしくて、飲みながらなんと夜中までおしゃべりしていました。
普段は9時半には床に就く私たちにとっては日付を超える夜更かしはめったにありません。
ダニー氏は親戚付き合いが極端に少ない人ですが、この叔母は近しい存在。
今回の訪問で「もう少し頻繁に会いにこよう」と思わせる、心温まるひと時でした。