キャリアアドバイスを受けたことがある

ドイツ在住の恵子さんのブログから。


これ、すごく納得です。


場合によっては

年齢が高くて職歴がある方が

若くて経験がない場合よりも

就職が簡単な場合がある気がします。


私は40歳目前でカナダにきたので、

日本を出る時には

「何を考えているんだ。

 せっかく正社員で働いているのに

 仕事を辞めて海外に行くなんて

 帰ってきた時に年齢的にも

 再就職は難しいぞ」


と言われました。


心配をしてくれていたのだと思いますが

きれは日本での

「若い方がいい」

「転職回数が少ない方がいい」

という文化(?)を反映していると思います。


私は日本でも転職回数が多く

(働きすぎて体を壊した、

 結婚での転居、

 キャリアアップ…という感じで

 3-5年での転職が多かった)

最後の転職は30歳を超えていたので

「転職回数3回以下」

「25歳以下」

といった多くの求職ポスティングの

条件からは外れていました。

そのため日本での最後の転職先は

イギリス本社の外資系企業。

年齢と転職回数を問わずに

経験重視の会社でした。


肌にあったのか、

珍しく10年くらい勤めました。


カナダにきた時に就職活動をした際には

「営業事務10年以上」という経験が

役に立ちました。


同じ時に就職活動をしていた

若いクラスメイトが難航していたのは

売り言葉になる「経験」が

不足していたからのように感じました。

英語は彼女たちの方がはるかにできていたので。

(クラスメイトは移民がほとんど、

 カナディアンが少し)


彼女たちみたいに英語が自由に扱えたら

もっと楽に生きられるのに、

なんて思ったこともありましたが

就職に関しては恵子さんがおっしゃるように

自分のポジショニングができて

自分の正しいマーケティングが大事。

(嘘はダメだけどより

 良い表現の方法ってありますよね)


カナダでは年齢によるバリアは

日本のような意味では無いと思うのです。

履歴書に写真も生年月日も

学校の卒業年度も書かなくていいし。

職歴の長さで年齢は予想できても

そこは「年齢」より「職歴」という

ポジティブなイメージになりますし。


年齢によるバリア…。

これはあっても人それぞれ。


私が思いつく年齢がネックになるのは

「you can’t teach an old dog new tricks」

(新しいことが学べない。

 これは年齢による記憶力に低下というよりも

 自分のやり方を変えられない頑なさに

 原因がある気がします)

これは「自分は新しい事を学ぶ力がある」

「新しい環境プロセスに慣れるのが早い」

という強みがあるなら

そこを売るようにしてカバーするのもあり

と思います。


仕事内容が知力・経験より体力が必要な場合


恵子さんのいうところの

「正しいポジショニングができていない」

(年齢/経験にそぐわない転職)


という感じでしょうか。


日本での

経験がない若い人を雇って育てる

というのは海外で就職が難しい

経験のない若い人にはありがたい制度。


でも私のように40歳/50歳を超えての

就職が叶ったのは

カナダだったからだと感じました。