旅行初日。
搭乗手続きを終えて飛行機に乗った時に
ちょっと面白い(と感じた)
巡り合わせがありました。
私の席は3席並んだ通路側の
20D
その席に行ってみると
4-5歳くらいの娘さん2人と
その母親らしき女性が
座っていました。
席、間違ったかな?
とチケットを見直していると
その女性から
「ごめんなさい、
私の席は向こうだから、
すぐに退きますね」
と言われました。
「席変わりましょうか?」
「私の席は窓側だけど良いの?」
「もちろん構いませんよ。
お子さんと座りたいでしょう?」
そんなわけで座席交換。
新しい席は窓側の22A
そこに座って5分後くらいに
8歳くらいの男の子と
その父親らしき人が
真ん中と通路席に座りました。
が、少年。
座って間も無く
手にしたファーストフード店の
紙袋の底が抜けて
プーティンが床に落ちました。
プーティンは
フライドポテトにチーズと
グレービーが罹ったカナダのソウルフード
容器の蓋が外れて、
グレービーが少年の
座席や服、腕や足にかかっていましたが
プーティンは、
容器に乗ったままなのが幸い。
少年は唖然としていました。
父親らしき人は
「食べ物は無事だ。
とりあえずナプキンで
グレービーを拭こう」
と冷静にプーティンを拾い上げ
少年にナプキンを渡し…。
感心したのは、
お父さんが冷静だったからか、
少年もパニックにならずに
落ついていました。
しかし手が足りなそう。
そういえば荷づくりの時に
普段はそんなことをしないのに
スーパーのビニール袋を「念のため」と
カバンに入れていたのを思い出し
「これに汚れたものをまとめましょう」
と渡して
「ティッシュもありますから」
と座席を拭くのを手伝いました。
席を譲ったのと
新しい席での事と
なんだか不思議な出会いだったけど
いるべき場所に配置されたのかなぁ
と思った次第。
後ろの席からは
3歳くらいの男の子に
席を蹴られ続けましたが
まあ大したことはない。
(父親らしき人が必死に止めてはいましたが
3歳くらいじゃあまだ理解するには
周りが見えないお年頃だよね)
この3歳くらいの子
きっと初めての飛行機で
不安だったんでしょうね
I want to go home
と5分くらい
繰り返し叫んで泣いていました。
腹式発声じゃなかったので
叫んでも大した大声じゃなかったのが
ありがたかった。
うちの甥っ子は
「舞台俳優か!」
と私がツッコミを入れていたくらいに
小さな頃は腹式発声で
声が大きかったなぁ
と懐かしくなりました。
少年の
I want to go home
を聞きながら、
頭の中でダイア・ストレイツの曲が
流れていました。