さて、過労とストレスで燃え尽きてしまった私ですが
少し具合が良くなった時の事でした。
溜まっているであろうメールと仕事が気になった私は会社のシステムにログイン。
当然ながらDGは「何やってるんだ。まだ調子が悪いんだから仕事なんてせずに休まないと」と言うわけです。
それに対して私は、仕事をしようとする自分を止めるDGに対する怒りの感情が沸き上がってくるのに気付きました。
さすがにこれはおかしい。
自分の事を心配してくれる人に対して、感謝するのではなくて怒りがわくというのは異常。
ここで自分がワーカホリック(仕事中毒)になっていたことに気付いたのでした。
ワーカホリックというと長時間勤務などの「何時間働いたか」が話題になることが多いですが、働く時間は単なる目安なのだと思います。
私の場合は、仕事をしていないと居ても立っても居られない、仕事を終えてシステムからログオフしても仕事の事を考えている、夢の中でも仕事をし続ける…というように、仕事時間外にも仕事から「オフ」することができずにいました。
そして、仕事をする私を止めようとする家族や友人に対してい怒りを感じる。
「中毒」という言葉が表すように、これは病気です。
そこから数日して元気が出てきたところで、ネットでワーカホリックに関する記事を読んだり、ネットで見つけたワーカホリック脱却のための課題をこなそうとしたりしましたが、そこに書いてあることに対しても怒り輪がいてくる始末。
問題行動:あなたは仕事の時間外に仕事のメールをチェックする
課題:メールをチェックしないようにする
「そんなのわかってるけど出来ないから困っているんじゃないか。今でも時間が足りなくてタスクをこなしきれていないのに、どうしろっていうんだ!」と腹が立つわけです。
あるいは下のような(これはアルバータ州のヘルスリンクが出している「日々のストレスに対応するためのスキル」ポスター)にも腹が立つわけです。
- 睡眠を十分にとりましょう
- 自分のための時間を取りましょう
- 深呼吸
- 外に出よう
- 誰かと食事を共にしよう
カウンセラーに「こういうときに苛立ったり腹が立つのは納得がいかない。相手に当たることはないけれども、負の感情をもつことを止められない」と話しました。
そのときにカウンセラーが「その怒りは本当に家族、友人、書物に対するもの?」と聞かれました。
聞かれても「???」だった私ですが、カウンセラーが説明してくれたのは、人は本当に腹が立つ相手に対して腹を立てられないときに、「八つ当たり」しやすい相手(家族や友人)に対して怒りを覚えることがある、という事でした。
「その怒りは会社や、自分の許容範囲以上の仕事があることを訴えてもサポートを得ることができないことに対する怒りじゃないのだろうか」という問題を提起されました。
「その怒りは本当に自分が思っている事に対する怒りなのか」
まだ答えは出ていないのですが、これは考えるに値する質問だと思いました。
ここしばらくの課題です。
去年の今頃も忙しくしていたようです。
やっぱり「もう少ししたら楽になる」は無いようですね。