疲れている時に思い出す曲ってありますよね。
私が良く思い出すのは「椰子の実」。
1-2番までしか覚えていないので、毎回ググって続きを探す。
なんだかしっくりくる歌です。
最後の一行以外は…。
なんとなく「国に帰らん」というのはしっくり落ち着かないのです。
なんでかな。
悲観的なのか楽観的なのかは未定。
それにしても実家は椰子の実なんて流れて来ない日本海側。
それでも映像が浮かぶような素晴らしい詩に、暗くはないのに泣きたくなるような美しい曲、寂しさの中に大志を感じさせる何かがあるんでしょうか。
名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実一つ
故郷(ふるさと)の岸を離れて 汝(なれ)はそも波に幾月
旧(もと)の木は生(お)いや茂れる 枝はなお影をやなせる
我もまた渚を枕 孤身(ひとりみ)の 浮寝の旅ぞ
実をとりて胸にあつれば 新たなり流離の憂
海の日の沈むを見れば 激(たぎ)り落つ異郷の涙
思いやる八重の汐々
いずれの日にか故国(くに)に帰らん