引き続き思い出話です。このシリーズはタイトルに◆がついています。
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3か所目はe-mapleという日本人向けの情報サイトでみつけたシェア。
年配の一人暮らしの女性のアパートの一室を借りることになりました。
今回のエリアはNW。
最寄りの駅までは徒歩10分以内。カルガリー大学にも近くて、大学の図書館で勉強をしていた私にはありがたいエリアです。
今回はホームスティではないのですが、家具付きの部屋で、食器や調理道具は全て使わせてもらえたので、初期費用も掛かりません。
まだまだカレッジに在学中の私には助かりました。
彼女は電子レンジが体に悪いと考える人だったので、久しぶりに電子レンジのない生活でした。
まあ、私の大学の頃までは電子レンジを持っている人は珍しかったので、当時を思い出して冷えたご飯をフライパンやオーブンで調理して使うのは苦ではなかったです。
彼女はディベートが好きで、自己啓発なども好きな人だったので、いろんな話をして時には楽しく、時には腹も立ち…考え方は違うけれども、シェアメイトとしてはそんなに悪い人ではなかったと思います。
引っ越してCトレインの駅のそばの暮らしの便利さには感動しました。
いままでどうしてあんな不便な所に住んでいたのだろう…?一度、便利なものを知ると後には戻れませんね。
ここでの思い入れや思い出はそんなにないのですが、引っ越しを決めたのはプラクティカムが終わるころ、つぎの就職先が決まったときでした。
セメスターごとに50万円近くの学費を払っていた上に、追加で夜間のプログラムなども取っていたので、かなり出費がかさんでいました。あとはカルガリーの生活費は高いので、貯金は減る一方でした。
やっと就職できたので、これで再び赤字の生活から抜け出せる…と、相変わらずの倹約・節約生活を続けつつも貯金の額が戻るように頑張ろう…と思っていたその時に、シェアメイトの女性から家賃の値上げを言われたのです。
「もう学生じゃなくなるからもっと払えるでしょう?」と言われて、なんとなくがっかりしました。家賃は高くも安くもないと思っていました($450くらい)。駅には近いけれども電子レンジもないし、自分のプライベートスペースは小さなベッドルームのみ。
供給スペースはオーナーである彼女のものしかおけませんでしたので、ちょっと安いからそれでもいいか…と折り合いをつけていたのです。
値上げをして$550くらいになりそうだったので、それならばもっといい物件がありそうだと、新しい場所を探し始めました。
引っ越しは卒業式の後。新しい生活への良い節目だったと思います。
ここには2008年2月から5月まで滞在しました。