今日は今朝のニュースで面白かったものを紹介します。
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中国で旧正月を実家で過ごすために、現在住んでいる山東省日照市から実家がある黒竜江省チチハル市に自転車で向かった男性の話。
つい「ふーん」と聞き流しそうなニュースですが…その距離、1700kmとなると聞き流すことはできません。
しかも悲しいことに彼は全く違う方向に向かって自転車を進めていたにでした。
それ気づいたのが出発してから30日後、500kmを旅したところだったのです。
気づいたというには語弊があるかもしれません。何しろこれが判明したのは高速道路自転車で走行する男性をみた警官に止められたから。職務質問を受ける中で、男性が全く方向違いの場所いる事が判明したわけです。
この男性、お金がなくてインターネットカフェで暮らしていた状況。当然ながら電車賃はありませんでした。それでも旧正月を実家で過ごしたいという一心で、無謀にも自転車を使うことを思いついたわけです。
更に状況を悪くしたのは彼が地図を読めず、標識やサインを読む事が出来なかったという事。なので通りがかりの人に方向を尋ねながら自転車を進めたわけです。
道案内が悪かったのか、彼が良く理解できなかったまま自転車を進めのが悪かったのか…結果的に方向違いのまま30日間、500kmが過ぎたわけです。
この話に同情した警官や高速道路の料金所で働いていた人たちがお金を集めて彼に電車賃を渡したそうです。
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この話、私は今朝のBBC ニュースで聞いていたのですが、アナウンサーが「彼の自転車がどうなったんでしょうね。自転車も電車で持って行けたのかしら?」「彼、帰りはどうするのかしら?帰りの電車賃も集まるいいわね」などとコメント•質問を発していました。
ニュースを紹介していた人は「そ、それはわかりません…」としどろもどろ&苦笑。
こういうイギリスのニュースとコメント、好きです。
それにしても…確かに…帰りはどうするんだろう?