知人の家にクラブアップルが大量になったとのことで御裾分けをいただきました。写真を撮り忘れたので似た感じの写真をこちらのサイト より拝借。この方のサイトではアップルソースを作った様子が描かれています。私がもらったのも彼女が使ったのと似たような感じのクラブアップルでした。


クラブアップルは原種に近いリンゴで、実が小さくて酸味が強いです。なのでジャムやアップルソースにするのが定番ではないかと思われます。
酸味を生かしてパイもよく作られるらしくて、ネットではレシピがたくさん出ていました。

知人は生のリンゴと一緒にジャムもくれたので、ジャム以外の何かを作ることにしました。

で、結局は私の定番のマフィンとタルトになるわけです。

酸味が強いので、最初にフィリングを作ってからタルトやパイに入れるのがいいのでしょうが、実はこのタルトはマフィンで使う予定だったリンゴが余ってしまったので急きょ作ったもの。
砂糖とシナモンをかけてしばらく置いたものをそのままタルト型に入れて焼きました。

もちろん、酸味が強すぎる事もあるので、上からさらにブラウンシュガーをかけて焼いたのですが…それですっぱかったです。

アイスクリームかカスタードクリームをかけて食べたらちょうどよさそう。

が、しかし、そこまでの気力がなかったので(ここに来るまでにすでにマフィンを回作ってました)、市販のサスカトゥーンベリーのジャムを載せてみたところ、甘さと酸味が相まって、なかなか美味しくなりました。


こちらはマフィン。このバージョンはクルミを入れてみました。


[材料]
#クラブアップル(芯をとってから4~8等分にしたもの)  150-200g
#砂糖とシナモン  適量 (私は砂糖は一掴み。シナモンは2振りしました)

+小麦粉  170g
+ベーキングパウダー  小さじ2
+シナモン  小さじ1/2
+塩  小さじ1/2
+砂糖(グラニュー糖を使いました)  110g


粗く砕いたクルミ  40g
溶かしたバター  40g
卵  1個
牛乳  大さじ3 (あるいは様子を見てもっと)


[作り方]
1.オーブンは華氏350度(摂氏だと175度)にセットします。

2.#の材料を別容器に混ぜ合わせます。小さめの角切りにしたもの(私は縦に4つに切って芯をとったあと、さらに半分に切りました)にまんべんなく砂糖をふりかけ、さらにシナモンを1~2振りかけて混ぜ合わせておきます。

3.「+」の材料を大きめのボウルにすべて混ぜ合わせます。スプーンでまんべんなく均等になるように混ぜます。

4.荒く砕いたクルミを混ぜます。

5.溶かしたバターと溶きほぐした卵を混ぜます。この状態だと粉っぽいので牛乳を大さじ3くらい入れてみて、もったりした生地にします。こねすぎないように注意。大さじ3で足りないようだったら、さらに牛乳をたしてください。

6.「2」で砂糖とシナモンを合わせておいたリンゴを混ぜ合わせます(すこし水分が出ているはず。この水分も入れてください)。

7.マフィン型に入れて30分ほど焼きます。オーブンの癖によって時間は調節してください。


私はこの本のレシピが大好きなのですが、今回はこれに紹介されていたバナナブレッドをベースに、少々アレンジしています。

リンゴのケーキも何種類か紹介されていたのですが、今回は何となくバナナブレッドベースにしました。バナナと違ってクラブアップルは水分がかなり少ないので、私は牛乳で生地を少し伸ばしましたが、代わりに甘めのオレンジジュースかヨーグルトを入れてもいいかも。

バナナブレッドのレシピとしては甘みが強いので砂糖は減らしていましたが、クラブアップル酸味が強いのでそのまま+最初にリンゴにまぶしておく砂糖を追加しています。それでも焼き上がりはリンゴの酸味があってちょうどいいです。

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マフィンは冷凍保存ができるので、冷めてからラップで1つづつ包んで冷凍バッグにいれて凍らせています。週末にクラブアップルをくれた友人に会うので、お返しにマフィンをあげようとおもいます。

自宅で収穫したものでつくるお菓子って格別においしい気がします。
うちのリンゴも大きくなって実をつけるようになったらいいな。