先日 実家へ行った時に
母が 甥っ子に言っていました。

○○ちゃんは やればできる子なんやから」 と。



そばで聞きながら
『あ~~これって 昔よく聞いた言葉だ』 と
苦しい気持ちになりました。



幼稚園に通っていた頃も
小学校に通っていたころも
成績はごくごく普通だった わたし。


身体が小さくて 動作が遅かったし
泳ぐことが 特に苦手だったので
体育は 中の下のことも。


成績をもらいに懇談会に行くと
母は 毎年 毎学期
「おとなしくて わかっていても
発表しないので 残念です。
もっと 積極的になれば成績も上がるのに」 と

いつも 控え目すぎて 残念!!みたいに
先生から言われて


母に 「やればできるんだから」と
言われていたことを 思い出しました。


でも 一方では
父は昭和ひと桁生まれの 古い考えの持ち主で
「女は控え目に」 と言うし
「がんばれ!!」 とも言うし


思えばあの小さい頃から
私の中では 
『このままの私では ダメなんだ。。。』
『がんばってなんとかして
 今の自分を向上させないと 愛されない』

・・・という 葛藤があったのかもしれません。


親にしてみれば
きっと 『あなたは もっとできる子だよ』という
愛情からの励ましだったのかもしれない。


でも ほんとは 成績はそんなでも
「そのままで あなたはいい子だよ」 って
言ってほしかったんだよなぁ~。


「このままでも この成績でも
それでも お母ちゃんは とこりんのこと大好きだよ」って
言ってほしかったんだよね。


年の離れたかわいい弟が 産まれてから
「お姉ちゃんのくせに・・」とか
「お姉ちゃんなんだから・・」とか 言われて叱られて
なおさら
私は 『このままの私では 愛してもらえない』という
危機感を持って生きていくことになったんだ。


だから 私は 頑張ったよ。
中学校に入ってから 成績は見事に
トップクラスに入って
そこから落ちないように すごく頑張った。


高校も一クラスだけの進学クラスに入って
トップになったこともある。
でも 上位氏名を印刷して配布されたときには
嫌で 泣いた。。。
それは 父の「女は控え目に」の教えに反することで
恥ずかしかったから。
たたかれるのが怖かったのかもしれない。


そして とうとう
前者集団とも言えるかもしれない仕事(教師)を選び
そこに挑んでいった私。

親を喜ばせることには成功したかもしれないけれど
「やればできる子」を証明できたかもしれないけれど


疲れた。。。続かなかった。。。
特に毎日毎日 時間を
45分と10分のチャイムで区切られるのが
たまらなく辛かった。
「廊下を走らない!!」と言ってる先生達も
私から見ると
廊下を歩くのが 走ってるみたいに速かった。(笑)


これは結婚しても とても両立できないと思い
結婚と同時に辞めた。
また親をがっかりさせたと思った。。。


せっかく辞めたのに
時々 声をかけてもらったら
また教師に 何度も戻っていた。
これも 「できる子」という呪いを手放せず
親を喜ばせるためだった。




「やればできる子」を実現して
褒めて認めてもらいたかった私



目立つことは はしたないと
父の言う 女らしく控え目でいようとした私



私の中で どうしていいかわからなくなる不安と
混乱と やるせなさと・・・・

いくらやっても 満たされない 空虚な焦りと・・・


そんな葛藤を抱えたまま 走り続けた半世紀あまり


気がつくと 私ひとり
一生懸命さだけが空回りして
家族はばらばらになっていくし
相変わらずダメな自分には
何の価値もないような気がして


とうとう 前に進むことも
後ろに下がることも できなくなったのは
当然のことだったんだ・・・


だって 私ったら



親の喜ぶ「できる」人になれるように
社会で認められている
 あの人やあの人のように
素晴らしい人になれるように

私は 私でない人になることばかりに
力を尽くして
全くわたしらしく 生きていなかったのだから・・・。



だからこそ 心屋仁之助さんの「前者後者理論」で
私は
「前者になろうとして 前者になれなかった後者」
「前者になり損なった後者」 
だということに気づいた時


心の底から ほっとした。
ほんとに ほんとに 
心が熱くなって身体が溶けそうだった。


ほんとうは 小さなあの頃に 
お父さんとお母さんに 言ってもらいたかった

「もうがんばらなくていいよ」
「もうそのままでいいんだよ」
「もう あの人をめざさなくてもいいんだよ」
「そのままのあなたで いいんだよ」
「そのままのあなたで 価値があるんだよ」


ぢんさんが 代わりに
そう言ってくれたような気がして 力が抜けた。


そして今は 力が抜けたままで
まだ「好き」なことも はっきりわからなくて
軽くなり過ぎた心で 風に吹かれている。

なにかと 涙もろくなっている。

そんな 私です。




【永久保存版】大人になりたくてなれなかったひと、
    大人になりたくてなれてしまったひと


【永久保存版】大人になる、ということ。前者には前者の、 
    後者には後者の役割がある。







心屋仁之助 講演会
         Mondou Live vol.2  は こちらから

心屋仁之助講演会

NHK文化センター京都教室で2013年5月18日(土)での講演をきっかけに、全国各地で講演会が予定されております。 

スケジュールは、以下の通りです。(2016年1月10日現在)
お問い合わせについては各主催者へお問い合わせください。
心屋では問い合わせに対応はしておりませんのであらかじめご了承ください。


2016/1/16(土) 大阪/大阪狭山市文化会館(受付中
2016/1/29(金) 埼玉/大宮ソニックシティ(受付中
2016/3/4(金) 静岡/静岡市民文化会館(受付中
2016/3/13(日) 秋田/秋田市文化会館大ホール(12月14日~先行発売
2016/3/17(木) 岡山/岡山市民会館 (受付中

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20164 8() 神奈川/関内ホール(先行発売中
2016520() 東京/浅草公会堂(先行発売中
2016630() 千葉/千葉市民会館(先行発売中
20167 1() 東京/たましんRISURUホール(立川市市民会館) (先行発売中

問答LIVE vol.2 の開催が決定いたしました。

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■ライヴ日程
2016/2/8(月)zepp福岡 
2016/2/10(水)zepp東京 
2016/2/15(月)zepp名古屋 
2016/2/26(金)Rensa仙台 
2016/3/2(水)zepp札幌 
2016/3/7(月)zepp大阪 
MondouLive2 公式サイトはこちら







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黄色い花同期のホームページ(byまっちゃ)は こちらへ

黄色い花同期のブログ集紹介(byこのみん)は こちらへ

黄色い花心屋認定講師で 24期アシスタントしてくださった とも花さん が  24期紹介をしてくれました。 こちらとこちらへ

アドバンスのかよちゃんが コバの起業支援セミナーの様子を
  こちらで 紹介してくれました。

おかあさんと たんぽぽの綿毛をとばした
          ちびとこ

            Illustrated by Aya

 このちびとこを描いてくれたAyaは
 心屋仁之助さんのギターのピックと
 今年のカレンダーのイラストをデザインした
 マスター24期で同期だった イラストレーターさんです。
 かわいいイラストの数々を Ayaのブログでご覧になれます。
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  Ayaがイラストデザインした
 2016年カレンダーは こちらです。
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