☆講師料が安すぎる問題!
これ、引き受けてる先生方からは言いにくいテーマなので、今日はわたしが代弁しますが。
業界内の「講師料」は、正直安すぎるんです。
わあ、なまぐさい。
でもね。
これ、業界として成長するのに、いつかは真剣に考えなくちゃいけない問題なんじゃないかな。
講師を頼まれたら、準備に取りかかります。
「好きなテーマでしゃべってください」と言われることもありますが、普通は「これこれ、こういうテーマでお願いします」と内容指定で依頼が来ます。
ある程度の下調べをして、何をお話しするか考えます。
そして、当日受講生に配布する資料を作成します。
wordやGoogleドキュメントを使う先生が多いかと思いますが、わたしは馴れ親しんだ一太郎を使用します。
一太郎文書は、最後、PDFかwordに変換して(そうしないと相手先で開けないから)、予め主催者側に送っておきます。
最近はZoomなどでのオンライン開催が増えましたので、「講座資料はここからダウンロードして」と案内できればいいのですが。
「事前に紙に焼いたのをお送りします」としている講座では、数日前にプリントアウトして発送して……と、これまでのリアル開催講座よりも、早い期日に資料を用意しておかなければならなかったり。
この、「資料作成」がね、ものすごく手間と時間がかかるの!
講座を受講するみなさんには、試験勉強をイメージしていただければ分かりやすいかな。
当日は試験官に口頭で解答する試験を受ける感じ(ぶっちゃけ、卒論の口頭試問をイメージしてください、あれです)。
当日しゃべる時間なんかほんのオマケみたいなもので、事前準備の方が何倍も時間がかかります。
で、講師料は普通、「●時間●●円」的に扱われるので、事前準備時間を入れて割り返すと、時給換算でものすごい額になっちゃう……てのは、業界あるある。
確かにね、ものすごくもうかってウハウハ……って業界じゃないので、出せる額に限りがあるのは分かります。
が、これだと、引き受け手が育たないかもですよ。
昨日、講師歴の長い先生と今年の某講座の準備のお話をさせていただいて、その中で出た話題からちょっと書いてみました。
ホントにね、ボランティア精神では、何年もは持たないですよ。
ある程度ビジネスの要素を採り入れて、優秀な先生を育てていきましょうよ。
学べば、収益上がる業界なんですから。
現場からは以上です