手指の関節に痛みがある・変形してきたの治し方 | 札幌中医学講座 漢方的食事で体質改善

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☆手指の関節に痛みがある・変形してきたの治し方

 

指の関節に、じんわりと鈍い痛みを感じる方、多いですね!

 

とくに、「そろそろ『更年期』かしら……??」という頃合いに、よく始まります。

 

そう、この「指の関節部の痛み」は、更年期に起こりがちな、よく見られる症状のひとつです。


ヘバーデン結節 指関節の痛み

 

これ、放っておくと、関節の腫れや変形を招きますので、早めのお手当が大切です。

 

……とはいえ、病院へ行っても、「シップ」とか「テーピング」とか、なかなか効果的な対策を紹介されないんですよね。



 

中医学では、関節に痛みがあるとき、まず、


 

1、腫れや赤みがあって、部分に熱を持っていないか

 

2、加齢による影響が出てきていないか

 

3、細かい関節部分に、充分に栄養が行き渡る環境が維持されてるか


 

を確認します。

 

中医学用語で解説すると、


 

1は湿熱の邪気の存在確認←存在すれば、取り除きます

 

2は腎精不足の程度を確認←どのくらいの濃さで補うか決めます

 

3は血瘀の程度を確認←痛みと直結するので、お手当の強さは大事


 

となります。

 

よく改善しますよ!



 

痛みがある段階なら、数日でよくなってくることが多いですし。

 

関節の変形も、改善した方多いです。

 

でも、できるだけ、変形まで進む前にお手当していただきたいです。

 

漢方薬はとても効果がありますが、もうひとつ大事なのは、やはりここでも「養生」。

 

指の使いすぎを止めないと、漢方薬で痛みが取れても、またすぐ再発します。

 

たとえば……


 

・食器洗い

 

 関節に力が入るだけでなく、水に浸してる時間もよくない(>_<)

 「ゴム手袋は感覚が分からなくて、キライ」という方はとくに要注意です


 

・雑巾がけ

 

 「絞る」動きは、関節にムチャムチャ負担かかってます

 せめて古布を切って使い、絞らず捨てるくらいの気持ちで


 

・草むしり

 

 やった後に痛みがくる家事No.1です

 シルバー人材センターに頼むとか、「わたしがやらねば」を放棄して


 

などなど、普通の、当たり前のことなのですが、「当たり前」なだけに回数が多いです。

 

ここの回数や程度を減らすことが大事ですよ。

 

このほかに、

 

「買いもの袋を手に提げて歩く」

 

も痛みが出やすいですし、盲点としては、

 

「手洗い後、手を振って水を切るときに、無意識に関節をパチンと弾くクセ」

 

のあるひと、多くないですか?

 

ひとつひとつは細かなことですが、毎日毎日、着実に指の関節には負担になってますからね。

 

これからの人生、まだまだ長いので、更年期近辺で身体にかかってる負担を見直すのって、意義が大きいと思いますよ。



 

ということで、


 

●指の関節に痛みを感じるみなさん

 

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●「腎」や中医学について知りたいみなさん

 

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●漢方相談のプロになりたいみなさん

 

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以上、本日の結論でした。






 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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