四十路が突き進むハロヲタ街道 -130ページ目
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扉の向こう

人の波を抜けながら建物内に入ってみた。

看板が目に入った。




この時は意味がわからなかったんだ。


とりあえず会場が何階かを確認してエレベーターに乗った。

途中の階で止まり、扉が開いたらスーツを着た男女4人が乗ってきた。

そのときの4人の会話内容も意味がわからなかった。


「ここの会議場って蛍光灯が酷く揺れるよね」


なんとなく考えられるのは、ここの会場は娘。コンサ以外にも会議場があり、

建物が揺れるほどジャンプする人がいるってこと?

不安に揺れる中、スーツを着た人は先に降り、またエレベーターは

コンサ会場階に到着した。


はじめてなので時間配分がわからず、開場1時間以上前に到着してる。

この階に喫茶ルームがあるので休憩しようよということで、喫茶ルームに。


「オフィス街の喫茶店」


そういう言葉がぴったりな風景。仕事ざかりだねっていう年齢層の男性が多い。

ひとつ違和感があるとすれば、服装がTシャツでほぼ同じデザイン、色はとりどりだということ。


落ち着かないので、会場の方へ。

今度はその色とりどりなTシャツを着た方たちが、肩から湯気出してぞくぞくと出てくる。


ここに入るの?

入り口

もともとはASAYANを見てたので娘。自体のファンではあった。

しかしASAYAN当時大学卒業するころだったので

就職して以降は急速に興味もなくなっていた。


そんな状態であったのになぜ娘。コンサに行ったのか


コンサートというものに興味があった。

特殊だと言われる娘。コンサとはどんなものかと。



2年の海外出張から帰国。

一回しかない人生。

やってみたいことはやらなきゃ損じゃん。


大阪国際会議場の地下駐車場に入ったときはドキドキしていた。

地下駐車場から地上にあがったときは来るんじゃなかったと後悔した。

あとで知ったが、トレーディングと言われる物々交換が至る所で行われていたからだ。


これは場違いなところに来た・・・・・・・・・と。


それでもここまで来たから

カレー

おれの人生がここからはじまた





この時おれは気づいていなかったんだ

ここからはじまるめくるめく狂気の世界に


ヲタと呼ばれる人たちがいることは知ってた

でも自分がそんなふうになるとは全く思ってなかった

自分がコンサ会場に行くとは思ってなかった


一回行ったら世界が変わった



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