路上の歌声 043 | たぬき写真工房ブログ

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マイクロビキニのオンナノコが登場するかと思えば、路上ライブの写真レポートもあります。

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7月20日のことだった。

愛用の黒アンプを修理に出し、代用の黄アンプでの路上ライブ。


代用アンプの出力は15w。ふだん使っているのは50w。

そのせいか、しっかり腹から声を出している。

私の耳には、好調であるように聞こえた。

表情も晴れやかだ。

ただ、いま写真を見直してみると、顔色はよくない。


あとで知ったことだが、とっとは「喉からくる風邪」をひいていた。

熱っぽいのは自覚していたようだが、あえて路上に出たのだ。

後日、本人がブログで心境をあかした。

――弱い自分に負けたくなかった

その意気込みは裏目に出てしまう。




すっかり日が暮れた頃、休憩中に蹲ってしまった。

ふだん、とっとは立ったまま休憩時間を過ごす。

休憩とはいっても、演奏しないだけのことで仕事はある。

CDを販売したり、チラシを配ったり、ブログを更新したり、ちっとも"休憩"ではない。

この様子は、居合わせたファンたちに「ただごとではない」と思わせた。



――もう一度唄います

固定ファンたちが打ち切りを進言するのを遮って、とっとは立ち上がる。

その視線の先には、演奏再開を待っている人たちがいた。


ブログで予告したよりも一時間早く切り上げて撤収となった。

帰路は途中まで固定ファンたちが荷物を持ったが、

ファンとアーティストの関係では家まで送るわけにいかない。

所属する事務所からの応援を呼んでもよかったろうに、

最後は一人になって体重に等しいほどの大荷物を運んだという。


本人のブログでも、この出来事についてふれていた。

そのなかで、代表曲である「心の動物園」を思い起こしたといっている。

要約すると「自分の弱さをも認めよう」ということだ。

それは甘えではない。

息長く活動を続けようとする、むしろ厳しい選択ではないだろうか。



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