路上の歌声 036 | たぬき写真工房ブログ

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マイクロビキニのオンナノコが登場するかと思えば、路上ライブの写真レポートもあります。

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路上ライブの開始時刻は午後6時。

夏至に近い時期なら、まだ日は沈んでいない。

明るいから、子どもたちも出歩いている。

とはいえ梅雨の晴れ間でないと、路上に出られない。

だから子どもたちに路上で聴いてもらえるチャンスは少ない。


この日はアンプが不調だった。

暑さのせいか、とっとのコンディションもよくなかった。

だが、それでも子どもたちは群がってきた。


立ち去ろうとする母親を渾身の力で引き止めた子もいた。

その子は、ついに粘り勝ちして一曲聴くことができた。

子どもたちは曲に合わせて手拍子を打ち、踊り出す子もいた。


聴き終えたあと、ノートと鉛筆が差し出された。

ノートを持っていない子は、チラシを裏にして出す。

とっとは一人ずつ名前を訊いて、サインした。


表現というものの本質について考えさせられる出来事だ。

演奏は良い出来でなかったのに、子どもたちは足を止めた。

それは、伝わるものがあったからだ。


――感動を伝えること。

それこそが表現活動の目的だ。


センス、技術、知識、理論……それらは手段にすぎない。

そればかりを追い求めても、頭デッカチな表現にしかならず

人に感動を伝えることは出来ないだろう。


ただ、本当ならベストの状態を保って欲しかった。

子どもたちの感動も、より大きくなったろうから。