思い出ー卒業試験
2月に入りクリスティがもうすぐ居なくなるとわかって、
私は卒業試験と称して2つのことを実行した

1つ目は、いままでポイントをあげていた行儀作法について
できなくてもマイナスをつけていなかったが、
できなかったらマイナスをつけることにした

2つ目は、算数の試験
1つ目の行儀作法とは、
・朝、ベットをきれいにする
・帰ってきたら手をあらう
・脱いだコートをかける
・食べた食器は台所へ運ぶ
・使った鉛筆は筆箱へもどす
・読んだ本は、机にもどす
・寝る時間を守る
・ご飯を食べたら歯を磨く
これらについて、私は何も言わないからね、と

散々言ってきたことだから、言わなくでもできるでしょ

クリスティが忘れたら、マイナスポイントだよ

そしたら、家に戻ってきて
「手を洗うからねぇ~
プラスポイントだよ~
」食器を台所に運んでは
「プラスポイントだよ~
」とマイナスされたくないようで、クリスティなりに必死だった

だけど良く忘れるのが歯磨き


たぶん、たぶん、いままで歯を磨いたことないんじゃないかな

2つ目の算数試験は、私が過去のテストを見てクリスティが
間違ったのを集めて作った

1回目の試験は、ほぼ全滅というくらい出来なかった。
問題:左右対称になるように線を引きなさい
戻ってきたテストを見て理解していないので問題にだしてみたら
消した線は、左右対称の意味を分かろうとしてないようで、
ただ線を引いている


アリーナ(小学6年生)が教えて、正しい線を引いたけど
ちゃんと理解したのかな?
2回目のテストといって、1回目と同じ問題を渡した

里ママ「1回目と同じだから100点取れるよね
」クリスティ 「え~、わかんない
」里ママ「どうして
アリーナが間違ったところを全部説明してくれたでしょ
」クリスティ 「うん」

2回目のテストもほぼ全滅、ただ左右対称だけは満点だった

クリスティの答えは、たぶん、当てづっぽで書いているのだろう
考えるのが嫌で、問題を読むのが面倒で、たぶん計算なんてしていない


私が鉛筆で○してあるのは、答えが間違っているという意味。
アメリカ式。
先生は会っている答えには○しないで、間違っているところに印をつける。
2回目もアリーナが説明していたが、クリスティの態度をみて
聞いていないと思った

そこで里ママ 「どうして、この答えを書いたのか説明して
」クリスティ 「え
」(すごいビックリしてる)里ママ 「この数字を書いたのは、計算した結果でしょ

どうやって計算したら、この数字になったのか説明してほしいの

そしたら、クリスティがどこが間違っているかハッキリするから

そして、的確な説明をしてあげれるのよ

だから、どうやって計算して、この数字が出てきたのが説明して
」クリスティ 「わかんな~い」

里ママ 「どうして分かんないの

どのように計算したか教えてほしいの

前回、アリーナが説明しても間違えたでしょ。
ということは、また説明してもクリスティはまた間違うとおもう

だから、的確に教えたいの

その為には、クリスティがどうやって計算して、この数字が出てきたかを教えてほしいのよ
」クリスティ 「・・・・・」

クリスティが考えていないのは、分かっていたけど
考えていないでしょ
と責めても始まらないから切々とクリスティに教えたいんだということを言いたかった

そしたら、クリスティも私の気持ちが分かったのか
3回目の試験を渡したら、ナント全問正解



2倍にする問題
半分にする問題
ちょっと意地悪して、少し難しくしたんだけど
それでも、一生懸命考えて書いてくれた

里ママ 「すごいじゃない、クリスティ

すごい進歩してるよ、すごい、すごい

クリスティ、あなたすごいわよ
」クリスティは、満足そうな笑顔一杯だった

追伸:
下手な英語でも一生懸命言うと気持ちが伝わるんだなぁ~って思った





