ご存じでしたか? 阿南バイパス(阿南道路)って、すでに破綻してるんです。
阿南市民だれもがご存じの阿南バイパス。
大林から始まって、那賀川町、那賀川大橋、辰巳、西路見、見能林、津乃峰、そして現時点では橘まで開通しています。
これまで小松島から順番に段階的に開通してきて、今か今かと、長年阿南市が期待してきた道です。阿南のメイン道路は阿南バイパスだと信じている人も少なくないでしょう。
ですがそれを、国は2011年に計画変更しているんです。
現在、橘町のトンネル出口で終点になっていますが、そこから先も数キロ、4車線で伸びる計画でしたが、2車線に狭く変更されます。
さらにその伸びる部分は、はじめの計画では 3.8km 伸びる予定でしたが、1.2km に短くなります。現在の終点から 1.2km で完成となります。
計画変更された理由は、内陸に高速道路が開通すると、交通量が減ることが判明したためです。
つまり国は、阿南バイパスを見限って、高速道路に重きをおきだしたという形です。
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阿南市発足以来、この市が重点を置いてきた沿岸部の充実、開発戦略。その大きな象徴のひとつが、阿南バイパスだったといえるでしょう。
しかし国は、そうは見ていないのです。
阿南沿岸部以外の徳島県民や国は、内陸部の高速道路こそが阿南のメイン道路である、と見ていると理解するのが適切でしょう。
2011年に見直しがなされたわけですが、注目すべきなのは、すでに開通している西路見や見能林、津乃峰などの部分であっても、現状ほどのスペックのものが本当に必要だったのかのお墨付きが付いたわけではありません。
2011年時点で完成していたり、事業に取りかかっていた部分は、すでに完成していたり、用地取得が終わっていたがために、見直しの対象とならなかったに過ぎません。合格判定が出たわけではないのです。
以前投稿させていただいた通り、津峯山の西側に高速道路(桑野道路)が開通した後の、阿南バイパスの見能林付近の交通量は1万台と予測されています。
一般道路で4車線が必要とされる目安基準が9千台とされています。
沿岸部は津波リスクが問われてきます。これからは阿南バイパスの必要性の拠り所の工業団地そのものが、防災面、物流面から、高速道路沿いの内陸への移転が求められていくのではないでしょうか。
人口減少もあわせて見据えると9千台を割り込むことは考えられ、筆者は西路見町から南側は2車線で十分であったと思いますし、津乃峰から南は、そもそも道自体が本当に必要だったのか疑問です。
津乃峰や橘の住民は、高速道路が開通してからは、小松島や徳島市に行く場合、那賀川大橋や富岡のほうに行くよりも、内原町の桑野インターチェンジに行くのが、普通になるのではないでしょうか?
阿南バイパスと長生側の高速道路。究極の選択するなら、どちらを選ぶか?
阿南バイパスをチョイスするのは、沿岸地区である富岡、那賀川、見能林だけと言っていいでしょう。それも、見能林地区のうち津乃峰町あたりなら、長生のほうをメイン道路とみなすようになると筆者は考えます。
西路見や富岡に行く道をバイパスさせ、充実させる必要性が疑問です。阿南バイパスは、長生に高速道路が存在しない前提でのみ成立するものであり、阿南沿岸部をのぞいた県南全般のためには、まるで役に立たないものです。
阿南バイパスは、沿岸部の工業団地への専用道路、と言っても、ほぼ差し支えない道です。
ごらんのみなさま、阿南沿岸部の充実は正義だと思いますか?

