今週初めに能登半島地震の被災地 内灘町に再び行ってきました。


岐阜県ユネスコ協会として、能登半島地震の被災地のために何かできないか?ということで


東日本大震災のときにも取り組んでいた県立岐阜工業高校の”光るエコ消しゴム”を岐阜県山県市いわ桜小学校の児童たちに作ってもらい、この光るエコ消しゴムを石川県ユネスコ協会を通じて能登半島地震の被災地に届けてもらいました。


石川県ユネスコ協会の方が届けてくれた学校が内灘町の西荒屋小学校。その様子が新聞にも取り上げられ、内灘町が身近な場所となりました。







TVや新聞ではなかなか報道されていないので、大した被害がないのだろうと思ってしまっていましたが、5月上旬に実際に内灘町に行ってみると、液状化被害が酷く、西荒屋小学校周辺はとても生活できる状況ではありませんでした。

児童たちは西荒屋小学校が被災しているので、被災していない鶴ケ丘小学校を間借りして勉強しています。


内灘町についていろいろと調べていたら


歌手の松任谷由実さんが23年前に内灘町に群生するアカシアの美しい花に感動してacacia[アカシア]の楽曲を書いたそうで、昨日5月29日にチャリティシングル「acacia[アカシア] / 春よ、来い(Nina Kraviz Remix)」を発売。収益を能登半島地震災害義援金として石川県に寄付するとのこと。



また、北陸鉄道浅野川線・内灘駅到着車内メロディーにこの曲が使われています。









■松任谷由実さんの公式サイトに書いてあったメッセージを紹介します。


https://yuming.co.jp/information/2024/03/31/7896/

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歌とともにこころを寄せる。それは想いを運び、人を癒すと信じる。歌をつくり、届ける人間としての信念でもある。


もしかしたら自分だったかもしれない。その想像力が、人を人にする。この国に生まれたのならなおのこと。


日本のあちこちで、世界の至る所で、ふるさとを無くし悲しみと途方にくれている人々が増え続けている。これからも増えることだろう。


「たとえ世の中がどうなろうとも、他者を思いやる気持ちだけは忘れないように」


もう亡くなってしまった、金沢の恩人の言葉。いまの私のために言ってくれた贈り物のように感じる。


みんな、繋がっている。


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不思議なご縁で繋がった被災地の内灘町。


液状化被害が甚大すぎて、町の復旧・復興には時間がかかりと思いますが、自分たちができる応援をしていこうと思います。







写真家・防災士・岐阜県ユネスコ協会 三浦寛行

https://www.facebook.com/jounetsucameraman