2016年4月14日と16日に発生した熊本地震から8年を迎えます。

益城町、西原村では2016年4月14日に発生したマグニチュード6.5の前震、4月16日にあったマグニチュード7.3の本震の両方で震度7を記録。

熊本市や益城町など40の市町村で合わせて19万8255戸の住宅が全半壊するなどの被害が出て、災害関連死を含めて276人が犠牲となりました。

8年経過すると、あのときの記憶も怖さも薄れがちですので、震災の2か月後の2016年6月に現地に行き撮影した写真をアップします。

益城町は、布田川・日奈久断層帯付近と、町内を流れる秋津・木山川が重なる地点で家屋倒壊の被害が集中しています。上空から見るとブルーシートが一列に連なっているのがわかります。活断層が引き起こす地震の恐ろしさを実感しました。

熊本城では天守閣の瓦が落ち、国の重要文化財13件が損壊しました。

南阿蘇村では大規模な土砂崩れにより阿蘇大橋が崩落しました。

自分にできることは何だろうと考え、

震災から2か月後に瓦礫の撤去作業に行ったり



2017年2月には我が母校の愛知県新城市立千郷中学校の後輩たちが集めてくれた募金を益城町立木山中学校に届けたり

熊本地震から1年の2017年4月に岐阜信用金庫で熊本地震の被災地の写真展を行ったり

2019ラグビーワールドカップの時は、熊本地震の被災地でも木山中学校の生徒たちが「はるかのひまわり」を咲かせてくれました。

南海トラフ大地震や首都直下地震など甚大な被害が予想される大規模地震が刻一刻と迫っています。

自然災害の発生を防ぐことはできなくても、日頃からの防災減災の取り組みで被害を最小限にとどめることはできるはずです。

決して他人事ではありません。「備えあれば憂いなし」です。

防災士・防災危機管理者・災害備蓄管理士・写真家 三浦寛行
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