2024年1月1日16:10 最大震度7を観測した能登半島地震の発生から今日で2か月が経過。


犠牲となられた方々に心よりお悔やみ申し上げますとともに、すべての被災者の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。


また、救急救助並びに復旧活動にあたられている皆様に感謝いたします。


2月29日時点の県内の死者は241人、災害関連死は15人。安否不明者は7人、住宅被害は7万5000棟を超えています。


避難所にはなお1万1400人余りが身を寄せ、ホテル・旅館などへの2次避難者は4733人となっています。


発生直後から、自分には何ができるかをいろいろな方々と情報交換しながら探っている中で、東京大学生産技術研究所 目黒教授主宰の勉強会で知り合いになった、防災アドバイザー・防災士の岡部梨恵子さんからのオファーで、1.5次避難所となっている「いしかわ総合スポーツセンター」で炊き出しを行ってきました。






1.5次避難所はホテルなどの2次避難所に入るまで一時的に被災者を受け入れる施設で、当初は1、2日程度で2次避難所に移すことを想定していましたが、県外への避難を断る人が多く調整が難航していることや、高い高齢化率を背景に介護施設などの受け入れ先がなかなか見つからないなどの理由で、2月28日時点で90人が避難生活を続けています。そのうち9割が65歳以上の高齢者という状況です。


ポリ袋メーカーのクリロン化成株式会社の栗原社長と3名の社員さんも駆けつけ、合計9名で、ポリ袋でご飯を炊いて作ったおにぎり・豚汁を作りました。




食べてくれた避難者の方々から


”温かい豚汁ありがとう、美味しかった”


と笑顔で声をかけて頂きました。







炊き出しが来ない日は、朝はコンビニのおにぎりとパン、昼と夜は金沢市内のお弁当屋さんの弁当が配られて食べいるそうで、温かい汁物は特に嬉しかったようです。


やって良かったな~と心から思いました。


復旧・復興にはまだまだ時間がかかり、避難生活も長期化すると考えられるので、くれぐれも体調に気をつけて欲しものです。


自分にできる息の長い支援を続けていこうと思います。



写真家・防災士・防災危機管理者・災害備蓄管理士 三浦寛行