災害、事故、あるいは病気で、家族や親しい人を亡くし、自分が一人ぼっちだと感じている人はどれだけいることでしょう。


心に傷を負った人たちの救いになればと、岩手県大槌町の小高い丘の上に「風の電話」はあります。


2011年3月11日の東日本大震災以降、その電話ボックスを訪れ、線の繋がっていない黒電話に向かって、今はいない人に想いを伝える人は後を絶ちません。



アンネのバラを寄贈したり、学生たちを連れて行ったり、NHKドキュメンタリースペシャルに出させて頂いたり、「風の電話」とグリーフケア~こころに寄り添うケアについて~の本に書いて頂いたりと、設置された佐々木格さんとずっと親しくさせてもらっています。



風の電話設置の想い、いろいろ聞けて素敵なひとときでした。





写真家・防災士 三浦寛行