前回:ゼット内野手用106型、116型、166型それぞれの違いについての話に戻る
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昨日のブログでは源田モデルを含めた3型のグラブの紹介をさせて頂いた。
その影響があったのかどうかは定かではないが本日はZETTのオーダーグラブの注文が多かった。
やはり内野手用が多い。
・・というより全体的に今回はZETTでオーダーをするお客様が非常に多い印象だ。
これも源田選手モデルの影響なのだろうか・・・。
源田選手のモデルが出たのは今年から。
それまではある選手のモデルが人気を博していた。
それは116型(川島慶三選手モデル)だ。
源田モデルが登場する前はZETTではこの川島モデルが注目されていた。
ベースボールマリオで川島モデルでオーダーをするお客様が急増した。
これは約4年半前の話。
このオーダーグラブをご注文頂いたのは当時、高校生だったお客様。
マリオに小学生の頃から通っているのだ。
その子が中学2年くらいになり、ほぼ毎週のようにマリオに遊びに来るようになった。
それまでは恥ずかしいのか人見知りなのかあまり自分から話してくるタイプではなかったが、徐々に心を開いて話をしてくるようになった。
2014年03月04日
そしてその彼が高校生になるとZETTでオーダーグラブを作成した。
「澤木さん、オーダーグラブ作りたいんですけど」
オーダーグラブを作ってくれることよりも先に嬉しいことがあった。
(敬語を使えるようになっているじゃないか…)
確かな成長を感じつつ、心の中で小さな喜びを噛みしめる。
そう、彼はもう高校生なのだ。
その時に作成したのがこの川島モデルのグラブだった。
セカンドを守る彼は小さめのグラブを好み、基本モデルから10mm小さくしてオーダーをした。
「10mm小はバランス悪くなるかもしれないから止めた方がいいかもよ」
・・・という私の忠告など耳に入っていない(笑)
でもこれが結果的に良かった。
それは半年後のグラブの状態が物語っていた。
2014年10月19日(日)
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おいおい・・・
めちゃくちゃ良い型をしているじゃないか。
野球を全く知らない通りすがりのオジさんでさえ、このグラブを見たら
「君、もしかしてセカンドやってる?」
・・・と言ってくるかもしれない。
それくらいTHEセカンドのグラブだ。
これは既に自分の型にしている状態だ。
ただ単にグラブを型付けしただけでは真の姿には辿り着けない。
文字通り「自分の型」にするためには必要な工程がある。
それを彼は知っていたのだ。
それは敢えてここでは書かないようにする。
「一流のシェフは一番重要な部分はレシピには書かない」
そんな格言があるらしい。
真実が明らかになっていないことがあるからこそ、後に物語が美しく動き出すのかもしれない。
ちなみに私は一流でもなければシェフでもない。
じゃあ、何を目指しているんだ!?
という話になるのだが
その答えはその彼が示してくれた。
グラブに刺繍を入れるという形で…
(次巻に続く)
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