2/6(火)、2/9(金) 中3硬式野球教室2-1、2-2を行いました。
ウォーミングアップ、マシン打撃を行っています
今回の教室ではバッティング動作における「スイングスピードの上げ方」について指導いたしました
選手達のバッティング動作を見ていますと、バットが「下から出るスイング」になってしまったり、「外側から出る遠回りなスイング」になってしまっているため、自身が持っているパワーを十分に伝えることが出来ず、スイング自体が鈍くなっている選手が多くおります
これは投球をバットに当てたいという気持ちが先に立ち「スイングを緩めて」まで当てにいったり、スイングすることを「腕力だけ」で行おうとする選手に見られる症状です
これでは例え投球を捕らえることが出来たとしても、弱々しい打球にしかなりません
バッティングを行う時に考えなければならないのは・・・
①力強さ(スピード+パワー)
②タイミング
③スイング軌道
です
これまでの教室において、下半身を使うことで「パワー」を生み出すことが出来ることや、投手方向に真っ直ぐ踏み出すことで「投球との距離=タイミング」を計ることが出来るようになることを指導してきました
後は、強く鋭い打球を放つために、実際に投球を捕らえるスイングを「強く鋭いもの」にしたいのです
腕力でバットスイングを頑張っても決してスイングスピードは上がりません
スイングスピードを上げたい時には・・・
「体が正面を向いていく時の回転スピードを上げる」
と良いのです
これは下半身と上半身の動きに連動してスイングすることになるため、腕力に頼ってスイングする時よりもスイングそのものが「力強く」なります
また、無駄にバットが動く(下から出たり遠回りする)ことがないため、スイングそのものが「鋭く」なります
そして、「スイングの出所が安定」しますので投球を捕らえる確率がグっと上がるのです
ただ、スイングが鋭くなると今までと同じタイミングでスイングを始動していたのでは泳がされてしまうため、「投球を引き付けてからスイングし始める」ということに注意しなければなりません
自身が持つ鋭いスイングスピードは決して変えることなく、インコースは前で捕らえ、アウトコースは一呼吸待ってから打つという「ミートポイントを考えた」打ち方が出来るようになるのです
また、投球を手元ギリギリまで長く見ることが出来る打者になるため、ボール球に手を出さない選球眼の良い打者になることが出来ます
「スイングスピードの上げ方を腕力に頼らない」ことにはたくさんの利点があるのです